マツコ・デラックス、井筒監督の新作「黄金を抱いて翔べ」に特別出演していた
2012年11月8日 09:00
[映画.com ニュース]井筒和幸監督の最新作「黄金を抱いて翔べ」の大ヒット御礼舞台挨拶が11月7日、東京・新宿ピカデリーで行われ、井筒監督と本作に特別出演しているタレントのマツコ・デラックスが登壇した。
マツコは劇中、スクリーンに映りこむテレビ番組の出演者として数秒間“特別出演”しており「ちゃんとスタジオで撮影して、10数パターンも撮ったのよ。もうちょっと使ってくれるかと思っていた」と恨み節。「あのシーン、本当に必要だった?」と迫ると、井筒監督は「いやあ、そりゃあ……」としどろもどろだった。
ベストセラー作家・高村薫(「高」ははしご高)のデビュー作で、第3回日本推理サスペンス大賞を受賞したクライム小説を映画化。大阪を舞台に、妻夫木演じる主人公が銀行の地下に眠る時価15億円の金塊を手に入れるべく、各分野のエキスパートで結成された強奪チームとともに大胆不敵な計画を決行する。
映画は主演の妻夫木聡をはじめ、浅野忠信、桐谷健太、溝端淳平、チャンミン(東方神起)、西田敏行ら豪華キャストが顔をそろえ、「だれがタイプって? 用途によるわよ。でも西田さん以外ならだれでもOK」(マツコ)。“本命”が出演者のひとりである青木崇高だとバラされると、「今、大河で弁慶をやっているでしょ。だから弁慶vs.弁慶で頂上決戦よ」と息巻いていた。
井筒監督にとっては、原作の出合いから20数年を経ての念願の映画化で「何度か別の監督さんで映画化の話があって、そのたびハラハラしていた。結局実らず、自分に回ってきてラッキーだった」と感慨しきりだった。