新進気鋭の若手女優・黒木華「舟を編む」に出演決定
2012年9月6日 06:00

[映画.com ニュース] 新進気鋭の若手女優・黒木華が、松田龍平と宮崎あおいの共演で、2012年本屋大賞第1位に輝いた三浦しをん氏の人気小説を映画化する「舟を編む」に出演することがわかった。
原作は、「まほろ駅前多田便利軒」で第135回直木賞に輝いた三浦氏の最新作。「川の底からこんにちは」「ハラがコレなんで」の石井裕也監督がメガホンをとり、辞書(=舟)づくりに携わる人々が、言葉と向き合う姿を描く。
出版社・玄武書房出版社に勤める馬締光也は、人とは違う視点で言葉をとらえる才能を買われ、編集部で辞書“大渡海”の編集に携わることになる。ベテラン編集者やチャラ男らとともに編集を行うなかで、馬締は言葉の世界に没頭していく。
小林聡美主演の「東京オアシス」で銀幕デビューを果たした黒木は、細田守監督の最新作「おおかみこどもの雨と雪」で、おおかみこどもの雪の声を担当し、愛らしいキャラクターで注目を集めた。今作では、松田演じる馬締の部下で、若い世代の視点から現代に適応した語釈づくりを行う女性・岸辺みどり役に挑戦する。黒木は「岸辺みどりは自分の仕事にプライドをもっている、まっすぐな女性」と役どころを分析し、「徐々に辞書づくりに真剣に向き合っていく、みどりの変化をみていただけたらうれしい」とコメントを寄せた。
孫家邦プロデューサーは、黒木扮する岸辺みどりを「物語のなかで新しい時代の女性を代表する役」と説明。そして、「新鮮さを持つ女優さんに演じてほしいと思っていました。黒木さんが出演した舞台で、どんな人の心にもすっと寄りそうような演技を拝見して、大きな可能性を感じました」と期待を寄せた。
「舟を編む」は、2013年4月13日から全国で公開。
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