【全米映画ランキング】「ダークナイト ライジング」V3 「トータル・リコール」は2位スタート
2012年8月7日 14:30

[映画.com ニュース] 先週末の全米ボックスオフィスは2本の新作が公開されたが、「ダークナイト ライジング」が約3640万ドルの興収で首位を守り、V3を果たした。
同作の17日間の累計興収は約3億5400万ドル。4年前の同時期公開の「ダークナイト」(2008年/最終興収約5億3300万ドル)は3週目の週末興収が約4260万ドルで、17日間の累計が約3億9300万ドルだったので、現時点でシリーズ最高興収記録を塗り替えるのはかなり厳しくなってきた。「ダークナイト ライジング」の北米の最終興収は約4億5000万ドルあたりに落ち着くと見られている。
約2600万ドルのオープニング興収で2位デビューとなってしまったのが「トータル・リコール」。ポール・バーホーベン監督、アーノルド・シュワルツェネッガー主演で90年に公開された同名SF大作を「ダイ・ハード4.0」のレン・ワイズマン監督、コリン・ファレル主演でリメイク。前作では地球と火星が舞台だったが、今回は大きな戦争によって富裕層と貧困層に分断された近未来の地球が舞台。自分が誰なのかわからなくなってしまった工場労働者クエイドによる自分探しの大冒険が描かれる。シュワルツェネッガー版のイメージが強いせいかレビューはやや厳しめで、苦しいスタートとなってしまった。共演はケイト・ベッキンセール、ジェシカ・ビール、ビル・ナイ、ブライアン・クランストン。
3位デビューは、人気児童小説の映画版「グレッグのダメ日記」シリーズの第3弾「Diary of a Wimpy Kid: Dog Days」。シリーズ初の夏公開でグレッグたちの夏休みを描く内容だったが、オープニング興収は約1400万ドルとシリーズ最低のスタートとなってしまった。ちなみに第1作「グレッグのダメ日記」(10年)のオープニング興収は約2210万ドル、第2作「グレッグのおきて」(11年)は約2370万ドルだった(どちらも3月公開)。
今週末は、大ヒットアクションシリーズの第4弾「ボーン・レガシー」(ジェレミー・レナー主演)に、ウィル・フェレル、ザック・ガリフィアナキス主演のコメディ「ザ・キャンペーン(原題)」が公開となる。
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