スコセッシ監督とプロデューサーの関係に亀裂?
2012年4月29日 22:00

[映画.com ニュース] 過去10年にわたりマーティン・スコセッシ監督作を手がけてきた映画プロデューサーのグラハム・キングが窮地に立たされている、とハリウッド・レポーター紙が報じた。
キングは自身の制作会社GKフィルムズを通じて、「ギャング・オブ・ニューヨーク」「アビエイター」「ディパーテッド」「ヒューゴーの不思議な発明」といったスコセッシ作品をプロデュース。しかし、1億8000万ドルという大金を投じた最新作「ヒューゴの不思議な発明」が赤字となったため、スコセッシ監督との関係にヒビが入っているという。
同作は日本では興収10億円を超えるヒット作となったが、世界規模では芳しくなかった。世界興収で1億8200万ドルを稼いでいるものの、配給手数料などさまざまなコストが差し引かれるため、GKフィルムは8000万ドルほどの負債を抱える見込みだという。さらに同社が手がけたジョニー・デップ主演映画の「ラム・ダイアリー」や、アンジェリーナ・ジョリーの監督デビュー作「In the Land of Blood and Honey」も赤字となっており、主要出資者である米石油王のティム・ヘディングトンは契約条件の見直しを迫っているという。
こうした背景もあり、キングとスコセッシ監督の関係は悪化。キングが映画化権を握る遠藤周作の「沈黙」に着手する予定だったスコセッシ監督が同企画を棚上げし、レオナルド・ディカプリオ主演で「The Wolf of Wall Street」を手がけることになったのは、こうした事情からだという。ただし、ハリウッド・レポーター紙の取材に対し、スコセッシ監督、キングの広報はいずれも良好な関係であるとの声明を発表している。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

入国審査
【これめっちゃ面白かった】この2人、空港の入国審査で何時間も尋問される…一体なぜ? 衝撃の結末へ
提供:松竹

またピクサーが大傑作つくったんですか…
【大人がボロボロ泣く感動超大作】両親を失った主人公の再生。そのままの君が好きだよ。
提供:ディズニー

映画界を変える“究極の推し活”がある。
【革命的すぎてヤバい】大好きな俳優と映画を、まさかの方法でとことん応援できる!!
提供:フィリップ証券

ジュラシック・ワールド 復活の大地
【超絶パワーアップ】マジ最高だった!! 究極のスリル、圧倒的な感動、限界突破の興奮!!!
提供:東宝東和

何だこのむちゃくちゃ“刺さる”映画は!?
【尋常でなく期待してる】“命より大事な誰か”のためなら、自分の限界を超えられる。
提供:ディズニー