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徳井義実、倍賞美津子の本気ビンタに驚がく

2012年3月31日 15:45

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「莫逆家族」の舞台挨拶に立った(左から)林遣都、徳井義実、熊切和嘉監督
「莫逆家族」の舞台挨拶に立った(左から)林遣都、徳井義実、熊切和嘉監督

[映画.com ニュース] 「チュートリアル」の徳井義実が主演する熊切和嘉監督の最新作「莫逆家族 バクギャクファミーリア」が3月31日、第4回沖縄国際映画祭の長編プログラムPeace部門で公式上映され、徳井と共演の林遣都、熊切監督が舞台挨拶に出席した。

累計発行部数2550万部を突破する田中宏の人気ヤンキー漫画を、「海炭市叙景」の熊切監督が実写映画化。17歳にして関東一の暴走族「神叉」のトップを張っていた火野鉄(徳井)は、30才を過ぎた今は建設作業員として平凡な生活をおくっていたが、ある事件をきっかけに理不尽な現代社会に異を唱え、不良仲間たちと再結集する。

金髪リーゼントで撮影に臨んだ徳井は、「遣都くんをはじめ周囲はすごい人ばかり。共演陣の名前を聞いて『やばいぞ……、本気の映画なんだ』とプレッシャーを感じた」と振り返る。劇中では倍賞美津子に平手打ちされるシーンがあったが、「大女優のビンタは気迫がすごかった。さすが(アントニオ)猪木の元奥さん、深いんですよ」と語り、女性ファンを中心に埋め尽くした場内の笑いを誘った。

熊切監督は、徳井抜てきの理由を「華のある人とは思っていたのですが、そこにかげりがある。せつなさを感じて、そこは大事だった」と説明。徳井に「具体的には?」と突っ込まれると、「すごみのようなものを感じました」と明かし、照れ笑いを浮かべていた。徳井の息子役を演じた林は、30日に沖縄入り。泡盛を飲みすぎて二日酔いだったそうだが「テレビで見る徳井さんと違って、すごく自分を追い込んでいた。本当にごつくて、想像以上の迫力」と、しっかり“父”徳井の熱演をアピールした。

第4回沖縄国際映画祭は、3月31日まで。

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