沖田修一監督「キツツキと雨」国際的な評価に自信
2012年1月31日 21:45

[映画.com ニュース] 最新作「キツツキと雨」の公開を控える沖田修一監督が1月30日、日本外国特派員協会(外国人記者クラブ)主催の外国人向け記者会見に出席した。
第24回東京国際映画祭で審査員特別賞、第8回ドバイ国際映画祭で最優秀男優賞(役所広司)、脚本賞、編集賞を受賞し、国際的な評価を獲得している本作。「コメディタッチの作品なので、賞とは無縁だろうと思っていた。僕の映画は日本人らしい日本人が登場するが、同じ人間として(国際舞台で)共感したり、楽しんでもらえるのはうれしいこと」。あえて“世界”は意識しないといい「海外での上映もいい雰囲気だったと聞いている。例えば、笑うポイントも国によってものすごく違うわけじゃなく、共通するのは興味深い」と自信を深めていた。
人里離れた小さな村を舞台に、無骨な木こりの克彦(役所)と、デビュー作であるゾンビ映画の撮影に悪戦苦闘する新人監督・幸一の交流を描いた人間ドラマ。「幸一は監督自身がモデルなのか」の問いに、「シナリオを書きながら、幸一が僕に近寄ってきた感じ。(モデルが)僕だと思ってもらって構いません」。前作「南極料理人」の台本には、「楽しむ、死ぬ気でね」という沖田監督の走り書きがあったといい、映画作りをめぐる苦悩が小栗旬演じる幸一に投影された形だ。
会見には助監督チーフを演じる古舘寛治が同席し「オリジナリティとポピュラリティが奇跡的な調和している点が監督のすごさ」。インディペンデント時代を含め、たびたびタッグを組んでおり「どの作品もビックリするほど、いい人しか出てこない。普通なら面白くなるはずもないが、真面目に生きる人の弱さと愛らしさを常にユーモアの目線で見つめている。つまり、僕ら自身が映っているわけで、そこが愛される理由だと思う」と“盟友”の魅力を熱弁。すぐさま「ほめすぎたかな」と照れ笑いを見せた。
「キツツキと雨」は2月11日から全国で公開。
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