荻上直子監督、最新作「レンタネコ」で3度目のベルリン映画祭へ
2012年1月26日 08:00

[映画.com ニュース] 荻上直子監督の最新作「レンタネコ」が、第62回ベルリン国際映画祭パノラマ部門に正式出品されることが決まった。荻上監督にとっては、第54回で「バーバー吉野」を児童映画部門に出品し特別賞を、第58回で「めがね」をパノラマ部門に出品しザルツゲーバー賞を受賞して以来、3度目のベルリン行きとなる。
同作は、老若男女を問わず心の寂しい人たちに“ネコ”を“レンタル”して回る不思議な女性サヨコと、「レンタネコ」を通じて出会う人々が繰り広げる物語。市川実日子が、大人になりきる一歩手前の少年っぽさを残した佇まいで、正体不明の「レンタネコ」屋・サヨコをコミカルに演じる。
サヨコからネコを借りるのは、夫とネコに先立たれた老婦人、単身赴任中の中年男、自分の存在意義に疑問を感じるレンタカー店の受付嬢、サヨコと浅からぬ因縁をもつ男など、千差万別だ。これらの役には草村礼子、光石研、山田真歩、田中圭、小林克也ら実力派が顔をそろえた。
なお、同映画祭パノラマ部門の受賞結果は、2月19日に発表される予定だという。
「レンタネコ」は、5月に全国で公開。
関連ニュース





