【紅白】福島出身の猪苗代湖ズが初出場 松田聖子、神田沙也加が親子共演
2011年11月30日 18:21
[映画.com ニュース] NHKは11月30日、大みそかに放送する「第62回NHK紅白歌合戦」の出場者を発表した。白組は、東日本大震災の被災地出身の千昌夫(16回目)と俳優の西田敏行(4回目)が歌で東北地方の復興を呼びかけるほか、紅組は松田聖子が10年ぶり16回目、2009年からバセドー病を理由に歌手活動を休止していた絢香が、2年ぶり5回目の出場を決めた。
初出場は、朝の連続テレビ小説「カーネーション」の主題歌を歌う椎名林檎、松田聖子の娘で女優の神田沙也加、「マルモリダンス」で人気を博した子役の芦田愛菜ちゃんと鈴木福くん、韓国女性グループの「KARA」、「少女時代」、福島出身のメンバーによるバンド・猪苗代湖ズの紅組5組、白組2組の計7組。
猪苗代湖ズは、「サンボマスター」山口隆、「THE BACK HORN」松田晋二、「TOKYO No.1 SOUL SET」渡辺俊美、クリエイターの箭内道彦からなるバンド。箭内は「僕たちは福島県出身の4人です。福島のみんながひとつになってほしい、福島県のことをずっと忘れないでいただくため、4人で出させていただきます」と、震災での被害に苦しむふるさとへの思いを強く主張した。
来年のNHK大河ドラマ「平清盛」に出演する予定で、10年ぶり16回目の出場となる松田と親子共演を果たす神田は「歴史ある紅白歌合戦に出られてうれしく思います。母と一緒に心を合わせて精一杯歌いたい」と笑顔で喜びを語った。
NHKでは出場歌手の選定理由を「真正面から正攻法で選んだ、もっともふさわしい、実力のある方」と説明した。出場歌手は全55組で、白組の最多は北島三郎の48回、紅組は和田アキ子の35回。
「明日を歌おう。」がテーマの「第62回NHK紅白歌合戦」は、白組司会者をアイドルグループ「嵐」、紅組司会者を今春の朝ドラでヒロインを務めた女優の井上真央が担当。アイドルグループのAKB48と、テリー伊藤が同番組をPRする「紅白応援隊」を務める。放送はNHK総合のほか、衛星ハイビジョン、衛星第2、ラジオ第1で12月31日午後7時15分~午後11時45分。