深津が浩市が妻夫木が…三谷幸喜生誕50周年記念祭に結集
2011年10月11日 20:05

[映画.com ニュース] 脚本家で映画監督の三谷幸喜の生誕50年を記念した、3本立ての豪華な試写会「三谷幸喜生誕50周年記念大感謝映画祭」が10月11日、東京・丸の内の帝国劇場で行われた。
三谷監督の“晴れの場”ということもあり、最新作「素敵な金縛り」に主演の深津絵里、西田敏行、竹内結子をはじめ、「THE 有頂天ホテル」の役所広司、近藤芳正、伊東四朗、「ザ・マジックアワー」の佐藤浩市、妻夫木聡、綾瀬はるから豪華な面々がずらり結集。同劇場ロビー内に敷かれた約50メートルのレッドカーペットを思い思いに練り歩いた。
舞台挨拶は、三谷監督が選曲したテーマ曲をBGMに、ひとりひとりが登壇し祝福のスピーチをするという演出。先陣を切った佐藤は「昔は初々しく、撮影を見学にきたおっさんみたいだったのに、今や立派な監督に。それが何を勘違いしたのか、白金のバーで映像とは何ぞやと語っているらしい」と暴露。そして、「勘違いするなよ、三谷幸喜! 小さくまとまるなよ、三谷幸喜!」と絶叫した。

その後も、登壇者は言いたい放題。「この作品が公開された1週間後に(主演作)『スマグラー』が公開されるのに、何でこの作品の応援をしているんだろう?」(妻夫木)、「ステキな人に出会えるといいね」(山本亘)、「天才というよりも奇人変人」(浅野和之)、「三谷さんにしか思いつかない作品をつくり続けて長生きして」(深津)など、場内を爆笑に包んだ。
満面の笑みで大トリを飾った三谷監督は「到達点ではなく、あくまで通過点。いずれ長寿日本一で名を残すことが願望であり夢」とアピール。そして「来年また51周年で会いましょう!」と締めくくろうとしたが、「ちょっと待て! 調子に乗るな!」と佐藤にツッコミを入れられたあげく、記念に贈られたケーキに顔面から押し込まれていた。
10月29日に全国で公開される「ステキな金縛り」は、三谷監督が「THE 有頂天ホテル」製作以前から構想を温めてきた、11年越しの渾身作。無実を主張する殺人事件の被告人の弁護を担当することになった三流弁護士エミ(深津)が、幽霊の六兵衛を証人として法廷に召喚したため繰り広げられるサスペンスコメディだ。
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