「ハングオーバー!!」謎のアジア人の正体は超エリート!?
2011年7月9日 07:43
[映画.com ニュース] 累計世界興行収入5億9400万ドルに達した大ヒットコメディ「ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える」で、ひときわ異彩を放っているアジア系俳優に注目が集まっている。
その名は、ケン・チョン。バンコクの安ホテルの一室、“最悪の二日酔い”で目を覚ましたフィル(ブラッドリー・クーパー)、アラン(ザック・ガリフィアナキス)、ステュ(エド・ヘルムズ)の前に、オールヌードで現れる“ミスター・チャウ”だ。前作「ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」でも、トランクの中から全裸で飛び出すというサプライズを展開したが、今回は世界中から追われる国際犯罪者という立場を生かし、主人公グループをサポートする活躍ぶりを見せている。
小柄な体型と、オネエっぽい仕草で笑わせるチョンだが、実は飛び級で名門デューク大学を卒業したという超エリートの韓国系アメリカ人。そして、その後は医師として活躍し、スタンダップ・コメディの道へと足を踏み入れた変わり種であることは、あまり知られていない。
医師としての知識と経験は「ハングオーバー!!」の撮影現場でも披露されたそうで、ヘルムズの友人が食あたりを起こしたときのことについて、「『君はすぐにER(救急救命室)に行ってIV液をもらい、カリウムの数値を見ることが必要だ』と話すと、ザックもエドもブラッドリーもみんなポカンと口を開けていましたよ。私が映画で裸になるよりも、よほどショックだったようです」とエピソードを明かしている。
これまでも「無ケーカクの命中男 ノックトアップ」「俺たちステップ・ブラザース 義兄弟」など、全米大ヒットのコメディで活躍してきたチャウだが、近作の後は、SFアクション「トランスフォーマー ダークサイド・ムーン」にも出演。いまハリウッドで最もノッているアジア系俳優のひとりと言っても過言ではない。
「ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える」は、全国で公開中。
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