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浅野忠信、松たか子と1年8カ月ぶりの再会に「ホッとする」

2011年6月16日 14:17

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ダメな夫が神になりました
ダメな夫が神になりました

[映画.com ニュース] 俳優の浅野忠信が6月16日、都内で行われた米映画「マイティ・ソー」のプロモーションで会見した。同作でホーガン役を演じた浅野は、キアヌ・リーブス主演作「47 RONIN」の撮影を中断し14日に一時帰国。また、特別ゲストとして浅野とは「ヴィヨンの妻 桜桃とタンポポ」で共演した女優の松たか子がサプライズ登壇。ふたりは、同作の初日舞台挨拶で顔を合わせて以来1年8カ月ぶりの再会となる。

浅野は、かつて夫婦を演じた松を前に「感謝しているんです。松さんがいなきゃやりきれなかった。もう一度、共演してみたいですね。ひどい夫が神の世界へ行っちゃいました」。これに対し、松は「よくぞご立派になられて。浅野さんはどこへ行ってもたくましくやっていける俳優さん」と称えた。照れることしきりの浅野は、「これからは松さんを連れて宣伝していきたい。松さんといるとホッとする」と茶目っけたっぷりに話した。

同作は、最強の戦士ソーは、身勝手さのため神々の王オーディンの怒りを買い、地球へと追放されてしまう。天文学者ジェーンとの出会いで心を入れ替えたソーは、力と武器を奪われながらも、邪神ロキの陰謀に立ち向かう。浅野が演じたのは、神の世界を救うためにソーを連れ戻しに来る三銃士のひとり。ビデオオーディションで勝ち取ったそうで、撮影現場は「驚きの連続。機材もセットも規模が違うし、アクショントレーニングに用意されている時間もすごかった」と述懐した。

この日は、メガホンをとったケネス・ブラナー監督からのビデオメッセージが流され「タッド(浅野)は、まれな存在感を放つムービースター。優しく礼儀正しいし、非常に熱心だ。タッドが思う以上に、この映画での君の貢献度は高い」と絶賛。浅野は「めちゃくちゃうれしいですね」と顔をしわくちゃにして喜んだ。また、これまで育ててきてくれた日本映画界にも感謝を述べ「これからも日本の映画に出させていただきたい」と真しに語った。

マイティ・ソー」は、5月6日に全米3955スクリーンで封切られ、公開3日間で興行収入約6600万ドルを記録。これは、日本人が出演するハリウッド作品としては歴代No.1のオープニング成績となる。その勢いは加速し、現在までに興収2億ドルに迫る好調ぶりで、ほか56カ国でも好成績をたたき出している。

なお浅野は、17日まで日本に滞在し、18日からは英ロンドンで「47 RONIN」の撮影へ戻る。

マイティ・ソー」は、7月2日から全国で公開。

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