第11回東京フィルメックスのラインナップが発表 有名監督の新作ズラリ
2010年9月16日 21:56

[映画.com ニュース] 多くの映画ファンの支持を集め、今年で11回目を迎える国際映画祭「東京フィルメックス」のラインナップ発表会見が9月16日、東京・京橋の映画美学校で行われ、同映画祭の林加奈子ディレクター、市山尚三プログラムディレクターにより概要が発表された。
毎年アジアの新進映画作家の作品を中心に、世界各国から独創的な映画を集めて催される同映画祭。今回の特別招待作品には、今年のカンヌ映画祭パルムドール受賞作アピチャッポン・ウィーラセタクンの「ブンミおじさん(仮題)」(オープニング作品)、同じく今年のカンヌ映画祭で脚本賞を受賞したイ・チャンドンの「詩(原題)」(クロージング作品)のほか、ジャ・ジャンクーのドキュメンタリー「海上伝奇」、イランの名匠アッバス・キアロスタミの「贋作(仮題)」、アモス・ギタイの「幻の薔薇」など、有名監督による新作がズラリ。日本からも「愛のむきだし」で注目を集めた園子温の新作「冷たい熱帯魚」と、落合正幸、塚本晋也、李相日、是枝裕和の4人が川端康成、太宰治、芥川龍之介、室生犀星ら文豪たちの怪談作品をそれぞれ映画化したオムニバス「妖しき文豪怪談」が選ばれている。
アジアの新進作家による10作品が競い合うことになったコンペティション部門には、「選挙」「精神」などのドキュメンタリーで知られる想田和弘監督の新作「Peace」、PFF(ぴあフィルムフェスティバル)出身の内田伸輝監督による長編第3作「ふゆの獣」の2作が日本から選出。会見に出席した今年のコンペ部門国際審査員・白鳥あかね氏(脚本家・スクリプター)は「映画は作る人、見せる人、見る人のすべてがそろわないといけないと思っている。今年は若い監督の作品が多いのがうれしい」と期待を寄せた。
特集上映は昨年に引き続き、松竹との共催で小津安二郎、木下恵介、渋谷実の1950年代の作品を「松竹黄金期の三大巨匠」と題して上映。そのほか、新企画として同映画祭が選んだ次世代の映画作家20人に対して、世界で活躍する映画人を講師として招き、レクチャーとディスカッションを行う映像人材育成プロジェクト「ネクスト・マスターズ」を開催。メイン講師として台湾の名匠ホウ・シャオシェンら4人が発表された。
第11回東京フィルメックスは11月20日から28日まで、有楽町朝日ホール、東劇ほか全5カ所で開催される。
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