ハリウッド中が注目した役に無名女優が大抜てき
2010年8月17日 12:48

[映画.com ニュース] デビッド・フィンチャー監督、ダニエル・クレイグ主演のハリウッドリメイク版「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」のヒロイン、リスベット役に無名の米女優ルーニー・マーラの抜てきが決定した。
パンクロッカーのような装いで背中にドラゴンのタトゥーを入れた天才ハッカー、リスベットは多くの女優が熱望した役で、過去数年間のハリウッドで最も注目を集めたキャスティングのひとつだった。米Deadline Hollywoodによれば、ナタリー・ポートマン、エレン・ペイジ、キャリー・マリガン、スカーレット・ヨハンソンらが強い興味を示していたが、フィンチャー監督は人気よりも、20代前半の原作のキャラクターとマッチする女優を発掘することを優先したという。
「アリス・イン・ワンダーランド」のミア・ワシコウスカら最終候補にしぼられた数人の若手女優とともに、数週間にわたってオーディションを受けてきたマーラは、当初からフィンチャー監督にとっての第1候補だった。マーラは、フィンチャー監督がFacebook誕生の裏側を描き、10月1日に米公開を控えている最新作「ソーシャル・ネットワーク」にも出演している。
「ミレニアム」は、スウェーデン人作家スティーグ・ラーソンの同名ベストセラーが原作で、クレイグ演じるジャーナリストのミカエルとリスベットがコンビを組んで犯罪を解き明かすミステリーサスペンス。原作小説、オリジナル版映画ともに3部作で、ハリウッド版もシリーズ化が予定されており、マーラは第3作までの出演契約を交わしている。クレイグも第3作までミカエルを演じる契約に、このほどサインした。
同作は来月スウェーデンでクランクイン、2011年12月21日米公開。マーラは、今年公開された「エルム街の悪夢」リメイク版にも出演している。
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