米ディズニー、ミラマックスを投資グループに売却
2010年8月4日 11:31

[映画.com ニュース] 米ウォルト・ディズニーは、傘下の独立系スタジオ「ミラマックス・フィルムズ」を、投資グループのフィルムヤード・ホールディングスに売却することに同意した。これにより、一時は存亡の危機に直面していた同社は、製作・配給会社として存続することになる。
ディズニーは、フィルムヤードにミラマックスと同社の700本のライブラリー、書籍、開発中のプロジェクトなどの資産を約6億6000万ドルで売却する。ミラマックスのライブラリーには、「イングリッシュ・ペイシェント」「恋におちたシェイクスピア」「ノーカントリー」「シカゴ」「パルプ・フィクション」などがある。
複数の入札会社が権利獲得を競ったミラマックス買収劇は、2月初旬から5カ月にわたり展開。入札候補には、ミラマックスの創始者で1993年に同社をディズニーに売却したハーベイ&ボブ・ワインスタイン兄弟の姿もあり、一時は落札の最有力候補と見られていたが、契約には至らなかった。過去2カ月は、フィルムヤードが主な落札候補として交渉を続けていた。
フィルムヤードは、建設業界の大物ロナルド・トゥーター、プライべート・エクイティ会社コロニー・キャピタルのトム・バラック会長、映画投資家デビッド・バーグスタイン、米俳優ロブ・ロウらが構成する投資グループ。買収交渉時から、落札した際にはミラマックスを製作・配給会社として存続させ、年間数本の作品をリリースしていく方針を打ち出していた。
今回のミラマックス売却合意に際し、ディズニーのロバート・アイガー社長兼CEOは「私たちはミラマックスの数々の功績を誇りとしていますが、 現在のウォルト・デイズニー・スタジオの戦略は、ディズニー、ピクサー、マーベルの各ブランドのための映画企画に集中して取り組むことなのです。ミラマックスと同社の素晴らしい映画ライブラリーが新しい拠点を見つけたことを、とてもうれしく思っています」と語っている。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

たった1秒のシーンが爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

186億円の自腹で製作した狂気の一作
【100年後まで語り継がれるはず】この映画体験、生涯に一度あるかないか…
提供:ハーク、松竹

なんだこの映画は!?
【異常な超高評価】観たくて観たくて仕方なかった“悪魔的超ヒット作”ついに日本上陸!
提供:ワーナー・ブラザース映画

すさまじい映画だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

“生涯ベスト”の絶賛!
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

究極・至高の“昭和の角川映画”傑作選!
「野獣死すべし」「探偵物語」「人間の証明」…傑作を一挙大放出!(提供:BS10 スターチャンネル)