キムタクが声優の「REDLINE」 反響呼んだ流出映像を公式配信
2010年7月20日 17:02

[映画.com ニュース] 木村拓哉、蒼井優、浅野忠信が声優を務めるアニメーション映画「REDLINE」(小池健監督)で、原作の石井克人が自ら手がけたワールドトレーラー(海外向け予告編)が話題を呼んでいる。
同作は、監督作「鮫肌男と桃尻女」「茶の味」などで高い評価を受け、クエンティン・タランティーノの「キル・ビル Vol.1」のアニメパートも担当したクリエイターの石井克人が原作・脚本。「サマーウォーズ」のマッドハウスが製作したSFレースアクション。宇宙最速を決めるレース「REDLINE」に身を投じていく男たちの姿を描き、木村が主人公JPの声を担当している。
ワールドトレーラーは、YouTubeの「REDLINE」公式チャンネル(http://www.youtube.com/REDLINEofficial)で7月16日から配信が開始された。しかし、それ以前から、米カリフォルニアのUCLAの学生がこの映像をどこからか入手。今年5月末にYouTubeにアップしたところ、「シューテム・アップ」の英監督マイケル・デイビスも「車もカッコイイし、ストーリー性もデザインも好き。全てが限界を超えている! アニメーションもキャラクターもロックだ! この映画は間違いない!」とコメントするなど、大きな反響を呼んだ。
本来ならば、製作側は非公式に流出した映像に頭を抱えるもの。しかし、その反響の大きさから、石井が世界中の人々にお礼の意味も込め、あらためて映像を公式にアップ。英語版、フランス語版、ドイツ語版、中国語版があり、冒頭に各国の言葉で「ありがとう」とメッセージが添えられている。
石井はここ数年、海外の映画祭などに出向くたびに、「すごいたくさんの人たちから『REDLINE』はいつできるんだ?」と質問されてきたという。それだけに、「海外からの質問に対してのお返事! という気持ちを込めて作りました。友だち向けに作った『REDLINE』のPVって感じでしょうか。クラブノリの音楽もいい感じなので 短い尺だけど素敵な時間が提供出来たらうれしいなと思います」と話している。
「REDLINE」は10月9日から全国で公開。
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