ディカプリオ、渡辺謙を「国宝になるべき」と大絶賛
2010年7月15日 12:13

[映画.com ニュース] レオナルド・ディカプリオと渡辺謙が初共演した「インセプション」のプレミアが7月13日(現地時間)、米ロサンゼルスのグローマンズ・チャイニーズ・シアターで行われ、ディカプリオ、渡辺、ジョセフ・ゴードン=レビット、エレン・ペイジ、マリオン・コティヤールら主要キャストが勢ぞろいした。
同作は、「ダークナイト」で全米歴代興行収入第3位の記録を樹立したノーラン監督が、オリジナル脚本で描くSFアクション大作。人の頭の中に眠るアイデアをめぐり、夢の中で繰り広げられる犯罪と攻防を描く。
渡辺は、妻で女優の南果歩をレッドカーペットに同伴。各国メディアの取材に応じ、ディカプリオらと談笑する姿はハリウッドスターの風格だ。渡辺は、「大きいプロジェクトに呼んでもらって光栄。これが7~8年がんばった成果かと思う。僕としては、良い感じの窓が開いたという感じ。お客さんにどう受け取ってもらえるのか……。今後も、主演とかにこだわらずやっていきたい」とハリウッドでの活動に決意も新た。この日の会場に隣接するコダックシアターで毎年アカデミー賞の授賞式が行われているが、オスカーへの手ごたえについては、「作品はとても素晴らしいので、作品賞でクリス(監督)は呼ばれるんじゃないかな」とほほ笑んだ。
ディカプリオは、「彼は日本で国宝になるべきだよ。僕がこれまで一緒に仕事をした人たちの中でも、最もナイスな人。純粋なハートを持ったグレイトな人だよ」と渡辺を大絶賛。オスカー女優のコティヤールも、「謙とは少しだけ共演シーンがあったの。私が震えていたら心配してくれて、『ちょっと寒いの』と答えたんだけど、実はちょっと緊張して震えていたの。そのくらい緊張感のある俳優さんだったわ」。ゴードン=レビットも「演じているときは、とても真面目でシリアスなんだけど、それ以外の彼はとてもファニーなんだ。一緒に歌を歌ったり、ジョークを言ったりね。とても楽しかったよ」と振り返った。
渡辺は15日に帰国予定。19日に来日するディカプリオ、ノーラン監督とともに20日に都内で行われるジャパンプレミアに出席する。
「インセプション」は7月17日~19日に先行上映。24日から全国で公開。
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