松たか子主演「告白」興収20億に向け好調な滑り出し
2010年6月7日 20:14

[映画.com ニュース] 湊かなえのベストセラー小説を松たか子主演で映画化した「告白」が、公開週末となる6月5、6日の2日間で観客動員19万4893人、興行収入2億6984万円を記録する好調な滑り出しをみせたことが分かった。
同作は6月5日に全国266スクリーンで封切られ、同日午後2時段階の動員では興収23億6000万円を稼いだ中島哲也監督の前作「パコと魔法の絵本」(2008)との対比で109%だった。ひとり娘を事故で亡くした中学校教師の主人公が、「娘はこのクラスの生徒に殺された」と告白し、事件にかかわった人物たちの心のやみに焦点を当て命の尊さを問いかける問題作。衝撃的な内容だけに賛否両論あるなかで、劇場に足を運んだ観客の満足度調査では92.5%が「非常によかった」「よかった」と答えている。
20代の男女を中心に、幅広い世代の客層を席巻したことで、7日に発表された全国映画動員ランキングでは「アリス・イン・ワンダーランド」の8連覇をはばみ首位を奪取した。R-15指定ではあるが、中高年層の動員が期待できる平日にどのような推移を見せるのかにも注目が集まる。
また、ハリウッドのメジャースタジオを含む3社からリメイクのオファーを受けている同作。英国、アイルランド、香港、台湾での配給が決定したほか、アメリカ、カナダ、スウェーデン、スペイン、韓国で開催される5カ国7映画祭からの正式招待がかかっている。今年上半期に公開された邦画にあって、賞レースの本命になりうる話題作の今後の興行展開から目が離せない。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

たった1秒のシーンが爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

186億円の自腹で製作した狂気の一作
【100年後まで語り継がれるはず】この映画体験、生涯に一度あるかないか…
提供:ハーク、松竹

なんだこの映画は!?
【異常な超高評価】観たくて観たくて仕方なかった“悪魔的超ヒット作”ついに日本上陸!
提供:ワーナー・ブラザース映画

すさまじい映画だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

“生涯ベスト”の絶賛!
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

究極・至高の“昭和の角川映画”傑作選!
「野獣死すべし」「探偵物語」「人間の証明」…傑作を一挙大放出!(提供:BS10 スターチャンネル)