日本映画「隣人13号」がハリウッドでリメイクへ
2010年5月17日 12:03

[映画.com ニュース] 井上三太の人気漫画を井上靖雄監督が映画化したサイコサスペンス「隣人13号」(2004)が、ハリウッドでリメイクされることが分かった。
米ハリウッド・レポーター誌によれば、黒沢清監督作「回路」の米リメイク版「パルス」をプロデュースしたアナント・シンの製作会社ディスタント・ホライゾンが、日本の配給元・日活からリメイク権を獲得したという。「ファイナル・デスティネーション」「DRAGONBALL EVOLUTION」のジェームズ・ウォン監督がメガホンをとる。
「隣人13号」は、元イジメられっ子の主人公・村崎十三の人格がふたつに分裂し、イジメた張本人に壮絶な復しゅうを開始するというストーリー。オリジナル版では、本来のおとなしい性格の十三を小栗旬、もうひとつの凶暴な別人格“13号”を中村獅童という“二人一役”で主人公を演じた。

原作の井上は、ハリウッドでのリメイクを受け「かつて自分が実際に体験した恐怖の出来事をもとにして描いた漫画です。この物語がハリウッドでどのようにリメイクされるのか、今から映画の完成を心待ちにしています。I hope you like it.」とコメントを寄せた。プロデュースを手がけた日活の千葉善紀氏は、「とてもエキサイトしています。ジェームズ・ウォン監督の『ファイナル・デスティネーション』は大好きな映画なので、あれ以上の驚きをこの映画で僕らに与えてくれることを期待しています」と喜んでいる。
自ら脚本も手がけるウォン監督は、同作を見たときからそのコンセプトが頭から離れなくなったと語っている。キャスティングは現在のところ未定。今年後半のクランクイン、2011年秋の公開を目指すという。日本での配給は決まっていない。
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

たった1秒のシーンが爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

186億円の自腹で製作した狂気の一作
【100年後まで語り継がれるはず】この映画体験、生涯に一度あるかないか…
提供:ハーク、松竹

なんだこの映画は!?
【異常な超高評価】観たくて観たくて仕方なかった“悪魔的超ヒット作”ついに日本上陸!
提供:ワーナー・ブラザース映画

すさまじい映画だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

“生涯ベスト”の絶賛!
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

究極・至高の“昭和の角川映画”傑作選!
「野獣死すべし」「探偵物語」「人間の証明」…傑作を一挙大放出!(提供:BS10 スターチャンネル)