「風の谷のナウシカ」初ブルーレイ化!オリジナルを尊重して手直し
2010年3月25日 20:44
スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーによれば、「崖の上のポニョ」ブルーレイ発売の打ち上げのあった昨年暮れ、発売元のウォルト・ディズニーから次のブルーレイタイトルを決めてほしいとの打診があり、「ナウシカ」のブルーレイ化を提案したという。「ナウシカ」公開時の84年はネガから直接プリントを100本ほど焼いたためネガの損傷も激しく、経年による劣化も発生。それを公開時のきれいな状態に復元することは、「『ナウシカ』にかかわった僕としては、長年の宿題だった」(鈴木プロデューサー)という。
しかし、宮崎監督はデジタル技術で“お色直し”された作品群について否定的な意見で、議論を重ねた結果、プリントを焼く際についた傷は取るが、色パカ(色の間違い)はそのままにするなど、公開時のものを尊重する形で、2カ月をかけてきれいにしていったという。
そして3月1日に試写が行われ、鈴木プロデューサーいわく「見るのを嫌がった」宮崎監督は、試写が終わった後、「古ぼけて見えた。鈴木さん、技術的に、僕らはずいぶんと遠くにきてしまったんだね」と話したという。また、別のスタッフによれば宮崎監督は泣いていたという話もあり、胸中に迫るものがあったようだ。鈴木プロデューサーも「僕も宮さん(宮崎監督)も、カットごとに、そのとき起きた出来事をすべて覚えている」とした上で、「『ナウシカ』は、まだ終わっていない」とコメントを寄せている。
「風の谷のナウシカ」ブルーレイは、ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパンより7月17日発売。税込7140円。特殊パッケージ、映像・音声特典、封入特典については、後日発表される予定。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

ファンファーレ!ふたつの音
【本作、良い映画ではないです。最高に良い映画です】“ほっこり系”と油断してた…感情が持ってかれた
提供:松竹

宝島
【超異例の「宝島」現象】こんなにも早く、心の底から“観てほしい”と感じた映画は初めてかもしれない。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

これ観てない人、マジもったいない!!
【夏に観逃したという人へ…】まだ間に合う!むしろ今こそ映画館へ【知れば絶対に観たくなる7の事実】
提供:東宝東和

4歳の息子が誘拐された。
【しかし、誘拐犯が死体で見つかった】警察は息子に疑いを向ける…衝撃の極限ヒューマンサスペンス
提供:東映

なんだこれ!?!? 絶対に観る。
【個人的・下半期で最も観たい映画No.1】“ダメ男”が、強烈変態異常者に追われます…
提供:ワーナー・ブラザース映画