ティム・バートン監督とマリオン・コティヤールが仏芸術文化勲章を受章
2010年3月17日 11:44
[映画.com ニュース] 3D最新作「アリス・イン・ワンダーランド」(4月17日日本公開)が大ヒットを記録している米監督ティム・バートンと、「エディット・ピアフ/愛の讃歌」(07)でアカデミー主演女優賞を受賞した仏女優マリオン・コティヤールが、仏芸術文化勲章を受章した。
3月15日、パリの文化省で行われたセレモニーに出席したバートン監督とコティヤールに、フレデリック・ミッテラン文化相から芸術文化勲章の騎士(シュバリエ)の爵位が授与された。米AP通信によると、バートン監督は集まった記者やファンたちを前に、「キャリアをスタートしたときから、私にとってフランスはずっと特別な場所でした。映画の好き嫌いに関わらず、フランスの人々は詩情や意義、私が表現しようとしているものを感じ取ろうとしてくれているように思います。私は自分の国にいるときよりも、ここ(フランス)にいるほうがずっとくつろげる気がします。本当にどうもありがとう」とスピーチを披露した。
バートン監督の「ビッグ・フィッシュ」(03)で初の米映画進出をはたしたコティヤールは、その後「パブリック・エネミーズ」(09)、「NINE」(3月19日日本公開)などのハリウッド大作に出演している。コティヤールは、「(バートン監督は)私に米映画への扉を開いてくれました。私にとって一生のアイドルです」と感謝の言葉を語った。
同日、パリで「アリス・イン・ワンダーランド」のプレミアも開催され、バートン監督のパートナーで本作にも出演した女優ヘレナ・ボナム=カーターが出席した。バートン監督は、今年5月に開催されるカンヌ国際映画祭で審査委員長を務めることが決定している。
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