アンジェリーナ・ジョリーが、「レスラー」アロノフスキー監督とタッグ
2010年3月2日 17:37
[映画.com ニュース] アンジェリーナ・ジョリーと、ミッキー・ロークを復活させた「レスラー」のダーレン・アロノフスキー監督が初タッグを組むことになりそうだ。
米ハリウッド・レポーター誌によると、2人がそれぞれの監督・主演作として、ロン・ラッシュの長編小説「セリーナ(Serena: A Novel)」の映画化に関する話し合いを始めたという。脚色を、キャスリン・ビグロー監督「K-19」やオリバー・ストーン監督「アレキサンダー」の脚本家クリストファー・カイルが手がける。
同小説の舞台は1929年。ノースカロライナ州の山奥に、材木業で一財産築こうとボストンからジョージとセリーナの新婚夫婦がやってくる。男顔負けの働きを見せるセリーナは、一方で邪魔になった人間を夫に始末させることも平気な女だった。やがて、自分が子どもを産めない体であることを知ったセリーナは、夫が愛人とのあいだにもうけた子どもの殺害を計画するようになる。
時代背景やダークなキャラクター設定など、ポール・トーマス・アンダーソン監督の「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」を彷彿とさせるが、複雑な悪女セリーナはジョリーにはまりそうな役どころで、ぜひとも実現に期待したい。
アロノフスキー監督は、ナタリー・ポートマン主演のバレエ界を舞台にしたサスペンススリラー「ブラック・スワン(原題)」の撮影を終えたばかり。ジョリーは現在、ジョニー・デップと共演するスパイスリラー「ザ・ツーリスト(原題)」をヨーロッパで撮影中だ。