永作博美、西島秀俊と4年ぶり共演で「安心感をもって演じられた」
2010年2月23日 21:16
WOWOWシナリオ大賞は、プロ・アマ問わず優れたシナリオ作品を発掘し、脚本家の育成と映像化を目的に創設されたプロジェクト。第2回大賞受賞作となった「蛇のひと」は、商社OL・陽子(永作)が部長の自殺直後に不可解な失踪を遂げた課長の今西(西島)の身辺を調べていくうちに、彼の衝撃的な過去を知るというヒューマン・サスペンスで、「重力ピエロ」の森淳一監督がメガホンをとった。
永作は、脚本を読んだときの感想について「過去に読んだことのないタイプの作品で、とても新鮮でした。自分がどう形にしていくのかも楽しみだなと思いました」と述懐。西島も、「すごくディテールのある作品。僕の演じた今西にはもしかしたらモデルになった方がいるのかな?と思ったほどリアリティのある話で、是非参加したいと思いました」と話した。
2人は映画「好きだ、」以来4年ぶりの共演となったが、「西島さんはフラットでニュートラルな部分を保ちながら、役を探っていくタイプ。変わらぬ安心感をもってやらせてもらいました」(永作)、「永作さんは何でもできちゃう方で、かわいらしいところもシリアスなところも、ひとつのドラマの中でいろんな振り幅を見せてくれる」と互いに全幅の信頼を寄せた。
第3回授賞式では、選考委員長の崔洋一監督が「このプロジェクトに3年かかわっていますが、1度も監督をやれと言われたことがありません(笑)」と自虐的な挨拶。すると、「仄かに薫る桜の影で」で大賞を受賞した福島敏朗氏からから「ちょっとコワいですが、ぜひ崔監督に映像化してもらいたいです」とオファーされ、「ありがとう!」と顔を真っ赤にしながら拍手を送っていた。
ドラマW「蛇のひと」は3月7日、WOWOWで放映。