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ドバイ映画祭で「カムイ外伝」続編期待する“アンコール”

2009年12月14日 12:00

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[映画.com ニュース] 開催中の第6回ドバイ国際映画祭で12月11日、「カムイ外伝」が上映され、崔洋一監督が舞台挨拶を行った。

上映後の質疑応答では、原作漫画をよく知るアラブの観客から「この映画は原作のエピソードのひとつですが、今後ほかの話も映画化することはありますか」と“直球勝負”の質問。崔監督は、「よくぞ聞いてくれました(笑)。カムイの物語は僕の中では終わっていない。皆さんが望んでくれるなら、2作目、3作目と、より進化したカムイの姿を届けたい」と続編製作への意欲を語り、大きな拍手が起こった。舞台挨拶終了後も、劇場の外で熱心に質問をしたり、握手やサインを求める多くのファンが崔監督のもとを訪れた。

同映画祭で上映されるすべてのアジア作品のセレクションを手がけるナシェン・ムドリー氏は、選んだ理由について「とにかく素晴らしい作品で、興奮が止まらない。アクション映画でありながら、シリアスで深い感情が表現されています。私は崔監督を尊敬していて『血と骨』のファンですが、トロントで『カムイ』を見てぜひドバイでも上映したいと思いました」と語っている。

また、前日10日には、日本のコメディ作品「ランニング・オン・エンプティ」のワールド・プレミアが行われた。上映中は観客からの笑いが止まらず、佐向大監督は「日本人にしかわからないユーモアかと心配していたが、伝わって良かった」と手応えを感じた様子だった。

佐向監督は、昨年の同映画祭で審査員賞を受賞した「休暇」の脚本を担当しており、ドバイは2度目の参加。ムドリー氏は、「『休暇』はとても重い題材を扱っていたので、彼がコメディを撮ったことに驚きました。でもやはりダークなスパイスが効いていて、なおかつ面白い。大好きな作品なので、ドバイでワールドプレミアを開催できてとてもうれしい」と興奮気味に話した。

16日に閉幕する同映画祭では、ほかにも「Lost Paradise in Tokyo」「フツーの仕事がしたい」などの日本映画が上映され、監督、出演者が会場を訪れる。

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