ジェイク・シマブクロが語る、映画音楽における作曲のこだわり
2009年10月29日 12:00
[映画.com ニュース] 04年の米アカデミー賞で脚色賞を受賞した作品を、小日向文世、生瀬勝久らの主演で日本映画として生まれ変わらせた「サイドウェイズ」(チェリン・グラック監督)。音楽を担当したのは、ハワイ出身の世界的人気ウクレレプレイヤー、ジェイク・シマブクロで、06年の「フラガール」以来3年ぶり2度目の映画音楽に挑戦した心境を語ってもらった。
ジェイクは、「フラガール」の音楽を手がけたことで「いろいろなことを学べたし、すごく楽しかった」と振り返る。「より多くの人に自分の音楽に触れてもらうこともでき、感謝しています」と言うように、「フラガール」のメインテーマは人気が高く、コンサートでもアンコールのラストで大盛り上がりだ。
映画音楽の制作は、やはり普段の作曲とは「全然違う」そうで、「自分のために音楽を作る時は、自分が何か感じたこと、経験したことなど、個人的なことにのっとって作りますが、映画音楽の場合は、そのシーンの出来事やキャラクターが何を感じているかを理解し、彼らがミュージシャンで音楽を奏でるとしたら、どんな音楽を作るかということを考えています。あと、映画では音楽自体は主役ではなく、背景としてあるべきものということを心がけています」
監督はロサンゼルスに、プロデューサーは日本に、そしてジェイク自身はツアーで世界を転々としていたため、「コミュニケーションをとるのが大変だった」とはいうものの、仕上がりには満足で、今後も映画音楽に挑戦したいというジェイク。映画は「最近だと『ハンサム★スーツ』が面白かった。あとは『Shall we ダンス?』が大好きで、今度はロマンチックコメディの音楽をやってみたい」と意欲的だ。
10代のころから注目され、当代随一のウクレレ奏者として世界を駆け抜けているジェイク。「人生の寄り道」という本作のテーマについては、「20代でも40代でも、人生にはいつでも新しい挑戦があると思います。この映画は、何かを変えるのに遅すぎることはないということを伝えてくれているし、自分の人生を思うように変えることができるというテーマは、誰もが共感できると思います」と語ってくれた。
「サイドウェイズ」は10月31日公開。ジェイクが本作のために書き下ろした楽曲を収録したオリジナルアルバム「ザ・ミュージック・オブ・サイドウェイズ」は現在発売中。
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールド
【本作は観るべきか、否か?】独自調査で判明、新「アベンジャーズ」と関係するかもしれない6の事件
提供:ディズニー
セプテンバー5
【“史上最悪”の事件を、全世界に生放送】こんな映像、観ていいのか…!? 不適切報道では…?衝撃実話
提供:東和ピクチャーズ
ザ・ルーム・ネクスト・ドア
【私が“死ぬとき”を、見届けて】あなたならどうする――? 魂に効く珠玉の衝撃作
提供:ワーナー・ブラザース映画
君の忘れ方
【結婚間近の恋人が、事故で死んだ】大切な人を失った悲しみと、どう向き合えばいいのか?
提供:ラビットハウス
海の沈黙
【命を燃やす“狂気めいた演技”に、言葉を失う】鬼気迫る、直視できない壮絶さに、我を忘れる
提供:JCOM株式会社
サンセット・サンライズ
【面白さハンパねえ!】菅田将暉×岸善幸監督×宮藤官九郎! 抱腹絶倒、空腹爆裂の激推し作!
提供:ワーナー・ブラザース映画
激しく、心を揺さぶる超良作
【開始20分で“涙腺決壊”】脳がバグる映像美、極限の臨場感にド肝を抜かれた
提供:ディズニー