恋愛映画の名作「スター誕生」のリメイク版主役候補にビヨンセ!
2010年1月26日 13:53
[映画.com ニュース] ワーナー・ブラザースが4度目のリメイクを目指している恋愛映画の名作「スター誕生」の企画が一歩前進した。米ハリウッド・レポーター誌によると、ワーナーは新たにウィル・フェッターズという新進脚本家を雇い、脚本の完成を急がせる模様だ。また、ヒロインの第一候補として、「ドリームガールズ」「キャデラック・レコード」で歌姫を演じたビヨンセ・ノウルズの名も挙がっており、今後目が離せないプロジェクトとなった。
「スター誕生」と言えば、ショウビズ界で男女(ノーマンとエスター)のカップルが出会い、女がスターとして名声を得る一方で、男は過去の人となるという悲恋のミュージカル。過去3度ワーナーにより映画化されており、1937年のウィリアム・A・ウェルマン監督のジャネット・ゲイナー&フレデリック・マーチ版、54年のジョージ・キューカー監督のジュディ・ガーランド&ジェームズ・メイソン版、76年のフランク・ピアソン監督のバーブラ・ストライザント&クリス・クリストファーソン版がある(前2作は「スタア誕生」)。日本でも、63年に江利チエミ主演で翻案版が作られている。
同誌によると、今回のリメイク版のストーリーはレコード業界が舞台になるようだ。ヒロインのエスター役は、前任者のゲイナーとガーランドがアカデミー主演女優賞候補となった大役であり、ビヨンセをはじめ、アリシア・キーズなど、映画出演経験のある実力派シンガーが軒並みリストアップされているという。
脚本家フェッターズはまだ無名だが、ロバート・パティンソン主演の「Remember Me」(2010年2月全米公開)や、ニコラス・スパークス(「きみに読む物語」原作者)が原作の「The Lucky One」(2012年公開)といった話題のラブストーリーの脚本を任されるハリウッド期待の星。ほかに、「ALI アリ」のクリストファー・ウィルキンソン、「ゲット・オン・ザ・バス」のレジー・ロック・バイスウッドら黒人脚本家が加わっている。