「グッド・バッド・ウィアード」監督が次作にクライブ・オーウェンを希望
2009年9月1日 12:00
[映画.com ニュース] イ・ビョンホン、ソン・ガンホら韓国スターによるウエスタン「グッド・バッド・ウィアード」(公開中)を世界的な大ヒットにつなげた韓国人監督キム・ジウンが、次回作を準備していることが分かった。
その作品は、「愛を弾く女」「リュミエールの子供たち」で知られるクロード・ソーテ監督(2000年死去)による、ミシェル・ピコリ主演のフレンチノワール「はめる/狙われた獲物」(70)のリメイクとなる「Max and the Junkman」だという。ジウン監督は、ヨーロッパらしい都市の古い街並みが残る米フィラデルフィアで撮影するばかりでなく、全編を英語にしてハリウッドスターをキャスティングするようだ。
アジア映画に詳しい映画サイトTwitch.comが伝えるには、同監督は「まだ何も決まっていないけど、主演の探偵役にクライブ・オーウェン、女性の相手役にシエナ・ミラーはどうかなと思っている。私たちは話し合っているし、(『G.I.ジョー』キャンペーンで)最近シエナが韓国に来た際、彼女と会った。興味津々だったよ」とコメントしている。
オリジナル版「はめる/狙われた獲物」は、ミシェル・ピコリ、ロミー・シュナイダー主演の犯罪サスペンスだ。凶悪事件の犯人たちを取り逃がしてばかりの仏警察にあって、警部マックス(ピコリ)は、盗難車を扱う犯罪まがいの行為に手を染める昔の戦友を、銀行強盗を仕立てて現行犯逮捕しようと画策する。その男の愛人である娼婦リリー(シュナイダー)を通じてその男を操り、思惑通りに銀行強盗に来た一味を逮捕するが、その共犯者としてリリーも逮捕される。リリーに恋心を抱くマックスは不可解な行動をとる。
ジウン監督の第一希望は、マックス役にオーウェン、リリー役にミラーというわけだ。撮影は来年1月にもスタートさせたいという。