シエナ・ミラー、「私は『G.I.ジョー』より『バービー』だったわ(笑)」

2009年8月7日 12:00


テイタムとミラーのアクションに注目
テイタムとミラーのアクションに注目

[映画.com ニュース] ハズブロ社販売の同名アクション・フィギュアを、「ハムナプトラ」シリーズのスティーブン・ソマーズ監督がSFアクション超大作として実写映画化した話題作「G.I.ジョー」が、8月7日より日米同時公開となる。公開を前に来日したプロデューサーのロレンツォ・ディ・ボナベンチュラ、主演のチャニング・テイタムシエナ・ミラーに話を聞いた。

超ハイテク装備の国際機密部隊「G.I.ジョー」と悪のテロ組織「コブラ」の壮絶なバトルが描かれる本作。大ヒットした「トランスフォーマー」に続いて、再び玩具の実写映画を手がけたボナベンチュラは、本作を「玩具を実写映画にしたもの」とはとらえていなかったという。「これはアクション・フィギュアを映画にしたものではなく、アクション・フィギュアをもとにしたコミックやTVアニメの映画化なんだ。これまでに作られた約300のエピソードからストーリー、キャラクター、人間関係などさまざまなものを取捨選択して作っていった。チャレンジングだったのは、1980年代のストーリーやキャラクターを、21世紀に相応しい形に作り直すことだったね」

その現代版「G.I.ジョー」が、初のハリウッド大作への出演となったミラーは、フィジカル面の強化が、最大のチャレンジだったと語る。「格闘を含めたアクション全般は今まで出演してきた映画では経験が無かったので、クランクインの6週間くらい前から1日2時間ずつトレーニングをしたわ。マーシャル・アーツの訓練、拳銃の扱い方、ありとあらゆることを覚えたわね。大変だったけど、一旦そのハードルを越えると、キャラクターにより入っていくことが出来たわ」

一方、ほとんどのアクションをスタント無しでこなすなど、体力には自信のあるテイタムは、演技のトーンを決めるのに苦労したという。「この映画にはコメディっぽいところもあれば、シリアスなところもある。だから、その2つのバランスをとることが難しかったね。僕自身はコメディというものにあまり慣れてないので、マーロン(・ウェイアンズ)に手本を見せて貰ったんだ」

最後に「G.I.ジョー」への思い入れを3人に聞いてみると、三者三様の答えが返ってきた。「僕は、正真正銘の『G.I.ジョー』世代。朝夕いつも見ていたから、自分がその『G.I.ジョー』の実写版に自分が出演しているという事実をなかなか把握できなかった」(テイタム)、「イギリスでは、アクションマンという名前だった。でも私は女の子だったからバービー人形が好きだったの(笑)」(ミラー)、「私と『G.I.ジョー』の関係は、屋根の上から爆竹を投げつけたりして遊ぶというシンプルなもので、それほど興奮するものでは無かった。今の方がエキサイティングだよ」(ボナベンチュラ)。

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