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23回忌法要に12万人動員した昭和のヒーロー、石原裕次郎特集上映

2009年7月7日 12:00

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映画が娯楽の王様だった時代の「裕ちゃん」に会える
映画が娯楽の王様だった時代の「裕ちゃん」に会える
(C)日活

[映画.com ニュース] 1987年7月17日、昭和の銀幕スター、石原裕次郎さんが死去した(享年52)。

5日には、23回忌法要イベント「天国からのラストメッセージ『ありがとう石原裕次郎二十三回忌」が東京・国立競技場で開催され、聖火台の下には石原家の菩提寺である総持寺(横浜市鶴見区)の本堂を再現、120名の僧侶による法要が営まれた。集まったファンは、総持寺での13回忌の20万人には及ばなかったが、実に11万6862人。入場者は無料で、主催した石原プロは総額20億円をかけたという。石原裕次郎さんとはどんなスターだったのか?

裕次郎さんは、56年、兄・慎太郎(現東京都知事)の同年の芥川賞受賞作の映画化作品「太陽の季節」(古川卓巳監督)で脇役として映画俳優デビュー。翌57年、「狂った果実」(中平康監督)で主演を飾って一躍スターに。人気絶頂の60年、共演が多かった北原美枝(石原まき子夫人)と結婚するが、主演作は軒並み大ヒットし、劇中で歌った主題歌も売れに売れた。おもな作品は「嵐を呼ぶ男」(57、井上梅次監督)、「黒部の太陽」(68、熊井啓監督)など。まさに名実ともに日活の大スターで、全出演作の配給収入は現在の物価で1兆円を超えるという。

そんな裕次郎さんの主演作が7月11日より東京・シネマート六本木にて、「ヒーロー石原裕次郎 日活シネマクラシック第1弾」として週替わり二本立てで特集上映される(以後、第2弾、第3弾も行われる)。昭和が愛した銀幕の「裕ちゃん」をスクリーンで見る絶好の機会到来である。

▼ヒーロー石原裕次郎 日活シネマクラシック第1弾
▽7月11日~17日 「陽のあたる坂道」(58、田坂具隆監督)/「世界を賭ける恋」(59、滝沢英輔監督)
▽7月18日~24日 「あじさいの歌」(60、滝沢英輔監督)/「男と男の生きる街」(62、舛田利雄監督)
▽7月25日~31日 「銀座の恋の物語」(62、蔵原惟繕監督)/「太陽への脱出」(63、舛田利雄監督)
▽8月1日~7日 「赤いハンカチ」(64、舛田利雄監督)/「栄光への挑戦」(66、舛田利雄監督)

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