木村拓哉、イ・ビョンホンら3大スターが勢揃い、六本木が熱狂の渦に!
2009年5月28日 12:00

[映画.com ニュース] SMAPの木村拓哉、ジョシュ・ハートネット、イ・ビョンホンという日米韓の3大スターが共演する「アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン」のワールドプレミアが、5月27日に東京・六本木の東京ミッドタウン内芝生広場で行われ、主演の3人と共演のトラン・ヌー・イェン・ケー、トラン・アン・ユン監督がレッドカーペット・イベントに登場した。
世界に先駆けて日本で公開される本作は、元刑事で探偵のクライン(ハートネット)が行方不明になった大富豪の息子シタオ(木村)の捜索を依頼されて、フィリピン、香港とシタオの足跡を追っていくストーリー。イ・ビョンホンは香港マフィアのボスを、トラン・ヌー・イェン・ケーはその恋人を演じる。
映画のキーワードとなる“十字架”をイメージしたクロスカーペットに監督とキャストが登場すると、会場内のファンはもちろん沿道からも割れんばかりの声援が飛び、六本木を熱狂の渦に巻き込んだ。中でもひと際大きな声援を受けていた木村は、「ここ日本でこのような場を設けることができてうれしい。ぜひ(映画の)独特の世界観を味わってほしい」と挨拶。また、「治安の悪いフィリピンでは軍に警備されながら撮影した。あるとき小道具の人が僕に銃の音を聞かせようとして試し撃ちしたところ、軍隊の人たちが一斉に僕らに銃口を向けてきた(笑)」と撮影中のエピソードを明かした。
スタッフ・キャストのほとんどがアジア人という環境で主人公を演じたハートネットは、「この撮影でとてもユニークな体験ができて光栄に思う。監督にはかなり絞られたけど、最終的にその甲斐があったと思える映画になった」と自信をのぞかせた。各国のトップスターをまとめ上げたトラン・アン・ユン監督からは、「新しい感動、新しいセンスを感じ取ってもらうのが目的の作品。日本の皆さんの洗練された感覚で、僕の意図したものを感じて欲しい」とメッセージが送られた。なお、監督の次回作は村上春樹のベストセラー「ノルウェイの森」の映画化だ。
「アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン」は6月6日より公開。
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