今度はインドで踊りたい!阿部寛「チョコレート・ファイター」初日舞台挨拶
2009年5月25日 12:00
[映画.com ニュース] 「マッハ!」「トム・ヤム・クン」でリアル・アクションの新境地を拓いた、プラッチャヤー・ピンゲーオ監督の最新ヒロイン・アクション「チョコレート・ファイター」が5月23日に初日を迎え、東京・新宿ピカデリーにて、日本人ながらタイのアクション最前線に乗り込んだ阿部寛による舞台挨拶が行われた。
唯一の日本人キャストとして、主人公ゼンの父親でやくざのマサシを演じた阿部は、「『マッハ!』のリアルでウソのないアクションに衝撃を受けていた」と、突然のピンゲーオ監督のオファーを快諾した経緯を明かしたほか、「1日で多くの分量を撮る日本と違って、クオリティが下がるから体力が落ちたら撮影をやめるとか、アクションに対するこだわりがすごい」と、撮影時の裏話を披露。また、劇中で見せるソード・アクションが1年後に撮り直されたものであり、当初は、タイ(辰吉丈一郎とも対戦したシリモンコン)、オランダ(ソーミア)、韓国(イム・スジョン)のムエタイ・チャンピオンとの肉弾バトルを撮影していたことを明かした。
「彼らは現役の選手なので、当てることに慣れている。コンパクトで速いから、当たったことも、痛いかどうかも分からないままで鼻血がツツーっと……。『え? 当たったよね?』って言っても、周りのスタッフは『なにか問題でも?』って当然の顔。翌日は顔がぼってり腫れちゃって……(苦笑)」という苦労もあったそうだが、完成した作品を観て「出演してよかった」とのことだった。
そして、今後の海外進出について聞かれた阿部は、「インド映画に出たい」と発言。「実は2年前にオーディションに落ちたんですが、インド映画で踊ってみたい(笑)。(『歩いても 歩いても』で共演の)樹木希林さんから『あなたはインドの血が入っているの?』と言われました。顔が濃いからですね」と抱負を語り、会場を沸かせた。
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