ミシェル・ゴンドリー監督、「グリーン・ホーネット」を語る
2009年4月15日 12:00

[映画.com ニュース] セス・ローゲンが主演・脚本・製作総指揮を務めるソニー・ピクチャーズのアクションコメディ大作「グリーン・ホーネット」のメガホンを取るミシェル・ゴンドリー(「エターナル・サンシャイン」「僕らのミライへ逆回転」)が、米MTVの取材に応じて同作について語った。
「ローゲンが僕を信用して任せてくれているのが何より驚きだよ。平均して9000万ドルの興収を上げている彼が、1000万ドル規模の僕の言うことを聞いてくれるんだからね」と笑うゴンドリー監督だが、映像派の鬼才ならではの秘策がいくつもあるようだ。
特にローゲンをうならせたのが、主人公のブリット・リード=グリーン・ホーネット(ローゲン)と、相棒の運転手カトーが絡むファイトシーンのデモ映像だったという。言葉で表現するのは難しいというが、「同じイメージのなかでも、グリーン・ホーネットとカトーそれぞれを別のタイミングでカメラのスピードを変えて撮ることで、2人が別の次元にいるような感じに見せることができる。それでも2人が接触すれば、また同じ次元に戻るという仕掛けだ」と説明した。
また、キャスティングについては、悪役にある有名な俳優を起用するつもりだと明かした。「この悪役は、一発の銃弾で両目を撃てるような、非常に恐ろしい人物になる。まだ俳優の名前は言えないが、とにかくゾッとするようなキャラになること請け合いだよ」。さらに、60年代のTVシリーズ版でグリーン・ホーネットを演じたバン・ウィリアムズのカメオ出演も予定されているそうだ。
なお、企画当初に監督、またカトー役として発表されていたチャウ・シンチーは同作から降板したと、ローゲンが先月、音楽見本市SXSWに出席した際に明かしている。
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