「ゴースト/ニューヨークの幻」「めぐり逢えたら」がミュージカル化
2009年3月9日 12:00
[映画.com ニュース] 90年代の恋愛映画の傑作2本のミュージカル化企画がそれぞれ進行中だ。
一つは、デミ・ムーアとパトリック・スウェイジ共演の「ゴースト/ニューヨークの幻」(90)。暴漢に殺された銀行員が幽霊となって恋人を見守り続けるファンタジックなラブストーリーで、世界的な大ヒットとなった。ミュージカル版は、2010年、ロンドンのウエストエンドでの初演を目標に製作中だという。映画版のオリジナル脚本を手がけたブルース・ジョエル・ルービンが脚色と作詞にあたり、ユーリズミックスのデイブ・スチュワートとグレン・バラードが音楽を担当する。演出はマシュー・ウォーカス。
そして、ブロードウェイでのミュージカル化が進行中なのが、メグ・ライアンとトム・ハンクス共演のロマンチック・コメディ「めぐり逢えたら」(93)。妻に先立たれて落ち込む父親に新しい奥さんを、という8歳の息子のラジオ番組へのリクエストをきっかけに始まるハートフルなラブストーリー。こちらもオリジナル映画版の共同脚本家ジェフ・アーチが、映画や舞台の音楽を多数手がけてきた作詞作曲家のレスリー・ブリカッセ(「ジキル&ハイド」「ドリトル先生不思議な旅」)と共に台本執筆にあたる。演出を手がけるのは、「マイ・ビッグ・ファット・ウェディング」のジョエル・ズウィック。
ミュージカル版「めぐり逢えたら」は2010年上半期の初演を目指しているということだが、ブロードウェイではちょうど同時期に「スパイダーマン」と「アダムス・ファミリー」の初演が予定されており、映画発ミュージカルが花盛りということになりそうだ。
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