オバマ人気で過去の人?ストーン監督作「ブッシュ」緊急公開決定
2009年3月9日 12:00

[映画.com ニュース] 「JFK」「ニクソン」のオリバー・ストーン監督が、アメリカ第43代米大統領ジョージ・W・ブッシュと彼の一族の人間模様を暴露した問題作「ブッシュ」(原題「W.」)が、角川映画の配給で5月16日より緊急公開されることが決定した。
在任中に数々の失言を繰り返し、9・11以降も強硬な態度をとり“大義なきイラク戦争”を推し進め、未曾有の金融危機が起こるなか退任し、最後にイラクの首都バグダットでイラク人記者から靴を投げつけられて表舞台から去っていったジョージ・W・ブッシュ。本作では、名門イェール大学を卒業するもパーティ三昧に明け暮れ、飲酒運転で逮捕されるという過去のスキャンダル(有罪となった彼の“前科”は記録が抹消されている)や、父であるジョージ・H・W・ブッシュ第41代米大統領との確執も描かれる、かなりブラックな内容となっており、全米では昨年11月4日のアメリカ大統領本選挙をにらんだ10月17日に封切られた。
バラック・オバマ第44代米大統領誕生により、すっかり過去の人となった感のあるブッシュを演じるのは、「ノーカントリー」「ミルク」のジョシュ・ブローリン。そのほか、ジェームズ・クロムウェル(父ジョージ・H・W・ブッシュ役)、エレン・バースティン(母バーバラ・ブッシュ役)、タンディ・ニュートン(コンドリーザ・ライス前米国務長官役)、ジェフリー・ライト(コリン・パウエル元米国務長官役)、スコット・グレン(ドナルド・ラムズフェルド前米国防長官役)、ヨアン・グリフィズ(トニー・ブレア前英首相役)ら演技派俳優がズラリと勢揃い。彼らのそっくりさんぶりにも注目の一作だ。
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
ナイトフラワー
【衝撃の感動作】昼、母親。夜、ドラッグの売人――大切な人のためならどこまでも頑張れる。
提供:松竹
面白すぎてヤバい映画
【目が覚める超衝撃】世界中の観客が熱狂・発狂し、配給会社が争奪戦を繰り広げた“刺激作”
提供:松竹
この冬、絶対に観る映画はありますか?
【私はこれを絶対に観ますね!!】心の底から推す理由が、たんまりあります!
提供:ディズニー
人生にぶっ刺さる一本
すべての瞬間が魂に突き刺さり、打ち震えるほどの体験が待っている。
提供:ディズニー
日本で実際に起きた“衝撃事件”を映画化
【前代未聞の事件】そして鑑賞後、あなたは“幸せ”の本当の意味を知る――
提供:KDDI
なんだこの天才的な映画は!?
【物語がめちゃくちゃ面白そう――】非常識なまでの“興奮と感動”を堪能あれ
提供:ディズニー