東映社長自ら司会でクドカンら監督陣タジタジ。東映ラインナップ発表
2008年10月3日 12:00

[映画.com ニュース] 10月2日、東京・日比谷の東京會舘で09年度東映ラインナップ発表会が開催された。東映代表取締役社長の岡田裕介氏が自ら09年度公開作品の紹介を行い、来場した各作品の監督たちと語り合った。
09年のラインナップは、正月興行アニメ「劇場版 ゲゲゲの鬼太郎/日本爆裂!!」(古賀豪監督/12月20日公開)、宮崎あおい主演、宮藤官九郎監督第2作「少年メリケンサック」(09年2月14日公開)、ドラマ・劇場版ともに大ヒットを記録した「相棒」のスピンオフ「相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿」(09年春公開)、日本映画界の巨匠カメラマン木村大作の初監督作「劔岳 点の記」(09年6月公開)など、バラエティに富んだ作品がズラリと並ぶ。また、これまで青春映画を多く手がけてきた行定勲監督が「自分と年相応の作品に取り組んだ」と語る夫婦のドラマ「今度は愛妻家」(公開日未定)の作品概要も初披露された。
岡田社長曰く「ウォルト・ディズニー・スタジオ会長の(ディック・)クックさんがラインナップ発表の紹介をすべて行っていたことに影響された」という理由で今回の司会を買って出たのだという。しかし、「少年メリケンサック」の内容について語る宮藤監督に、「時間がないから長いストーリーを話されると困る」と遮ったり、「劇場版 エリートヤンキー三郎」(09年2月公開)の山口雄大監督が現在編集作業中だと話せば、「早く終わらせて。早く安く良いものを作ってくれ!」と注文をつけるなど、その暴走気味の司会には各監督もタジタジの様子で、終始笑いの絶えないラインナップ発表となった。
さらに、09年公開予定の「笑う警官」の撮影のため来場できなかった角川春樹監督からコメントが寄せられると、「今日ここに来なくて本当に良かった。木村大作と角川春樹が揃ったら収拾がつかなくなる(笑)」と爆弾発言も飛び出した。しかしこれは俳優、映画プロデューサーとして昔から一緒に仕事をしてきた岡田社長ならではのジョークだったようで、「『笑う警官』に関しては面白い脚本ができているので、楽しみにしていただきたい1本」と期待を寄せた。
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