吉高由里子の女優としての「初体験」とは?「蛇にピアス」初日
2008年9月22日 12:00

[映画.com ニュース] 04年に弱冠20歳で芥川賞を受賞した金原ひとみのベストセラー小説を、世界的な舞台演出家・蜷川幸雄が映画化した「蛇にピアス」が9月20日に初日を迎え、主演の吉高由里子、共演の高良健吾、ARATA、蜷川監督が東京・渋谷のシネマGAGA!で舞台挨拶を行った。
原作小説のセンセーションに挑んだ本作は、公開前から過激な暴力や性描写も話題になっているが、ハードな内容に反して現場には温かい空気が流れていたようで、「共演者と話し合って役作りしたのは初体験。とても新鮮だった」(吉高)、「監督が作り上げた繊細で優しい現場で芝居できるのは幸せだった」(ARATA)とのこと。
一方、キャスト3人が助け合いながら結束を深めていく姿を間近で見ていた蜷川監督は「僕はそれを盗み撮りをするかのように密やかな撮り方をしていった」と独特のコメントを披露。初日を迎えた心境について「試験の合格発表を見に行く気分」と苦笑いしながらも、同じ日に初日を迎える知人の北野武監督(「アキレスと亀」)やマキノ雅彦監督(「次郎長三国志」)には「負けたくない」と話すなど作品の出来映えに自信を見せた。
最後に、吉高は本作に携わった日々を“長い死闘”と表現。撮影前に事故で瀕死の重傷を負った経験も大きく影響したようで、「作る側も見る側も体力が要る映画ですが、私が一番生命力の強い時に撮った作品」と、自身の初主演作を感慨深げにPRした。
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