“世界の蜷川”が脱ぎっぷりにホレた!「蛇にピアス」の吉高由里子

2007年11月21日 12:00


世界のニナガワ、“大物女優”にデレデレ (左から)蜷川幸雄監督と吉高由里子
世界のニナガワ、“大物女優”にデレデレ (左から)蜷川幸雄監督と吉高由里子

[映画.com ニュース] 世界的な舞台演出家の蜷川幸雄が、金原ひとみの芥川賞受賞小説「蛇にピアス」を映画化することになった。11月19日にクランクインした本作だが、 オールヌードを条件にした主演女優オーディションで蜷川監督が抜擢したのは、「紀子の食卓」「転々」など演技経験まだ2年目の吉高由里子(19)だった。

原作は、サディストの刺青彫り師シバさんの影響を受け、顔中ピアスだらけの男アマと同居中の女性ルイが、舌にピアスを入れ、刺青を背中に入れるなど身体改造にハマっていく中で、激しい愛におぼれていくというもの。小説に忠実だという映画版は暴力や性描写も多く、「R-18」指定の可能性もある過激な内容が売りだ。

主役のルイ役のオーディションで、吉高は“天然”ぶりを発揮。「てっきり稲川淳二さんに会えると思って行ったら、知らないおじいちゃんがいました」と語り、世界のニナガワの不興を買うと思いきや、逆に喜ばせている。

さらに、吉高は「胸、そんなに大きくないけど、見ますか?」と蜷川監督に物陰で披露したり、「(セックスシーンで)本当に“本番”させられると思っていた。違うと聞いてホッとしました」と語るなど、ステキなエピソードが満載。蜷川監督も「彼女を選んで間違いなかった」と、早くも成功の手応えを感じているという。

なお、吉高の共演者として、シバさん役には「ピンポン」のARATA、アマ役には「サッド ヴァケイション」の高良健吾が、配給するギャガ・コミュニケーションズから発表された。ARATAも「髪をスキンヘッドにした時点で演じる覚悟は決まっています」と気合い十分のコメントを寄せている。

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