“笑顔の天使”アヤカ・ウィルソン主演作「パコと魔法の絵本」初日
2008年9月16日 12:00

[映画.com ニュース] 「下妻物語」「嫌われ松子の一生」で知られる中島哲也監督の最新作「パコと魔法の絵本」が初日を迎えた9月13日、東京・有楽町の有楽座にて、役所広司、アヤカ・ウィルソン、妻夫木聡、土屋アンナ、阿部サダヲ、加瀬亮、小池栄子、劇団ひとり、山内圭哉、國村隼、中島監督による舞台挨拶が行われた。
挨拶に立ったキャスト陣は、一見しただけでは正体不明のメイクについて語った。「俳優さんたちの顔が本当に気持ち悪くて」(役所)、「撮影のことを思い出そうとしても、阿部さんのどアップの顔しか出てこない。すべての思い出をかき消すほどに強烈なエネルギーだった。残念な思い出」(加瀬)とそれぞれに強烈な思い出になったようだ。
嫌われ者の大貫老人を演じた役所はメイクに3時間もかかったそうで、「僕が撮影所に一番早く来るんです。まだ暗いうちに。監督がまだお家で寝てる時間には撮影所にいました」と暴露。それに続けとばかりに、ウィルソンが「監督がずっーとスタッフを怒鳴っていたのが忘れられません」と告白。中島監督は「トラウマを作ってしまいましたね」と苦笑いを浮かべつつも、「素晴らしい俳優さんたちが、自分のキャリアを台無しにしてしまいそうなほどのメイクやギャグをやってくれた」と感謝の言葉を述べた。
だが、その日の主役も最年少11歳のウィルソンだった。「大貫はクソジジイだけど、あっ、役所さんのことじゃなくて作品の中の話ですよ。大貫はパコちゃんに出会って優しい人になりましたね。人間には支えてくれる誰かがきっといるんです。そんな気持ちになれる映画です。皆さん、宣伝お願いします!」と笑顔を浮かべての大人顔負けのコメントに、大物女優の予感を漂わせていた。「パコと魔法の絵本」は現在公開中。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

キャンドルスティック
【予告編だけでこんなに観たくなること…ある!?】阿部寛、10秒でAIを騙す――狂おしいほど面白そう
提供:ティ・ジョイ

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

たった“1秒”で爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

すさまじい“魂震作”だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント