ハビエル・バルデムが麻薬王エスコバルの伝記映画から降板か?
2008年8月11日 12:00
[映画.com ニュース] 「NARC/ナーク」「スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい」のジョー・カーナハン監督が、コロンビアの麻薬王パブロ・エスコバルの一生を描く伝記映画「キリング・パブロ(Killing Pablo)」から、エスコバル役に予定されていたハビエル・バルデムが出演しないことが思わぬ形で明らかになった。
米映画情報サイトComing Soon.netによると、ウッディ・アレン監督の新作「ビッキー・クリスティーナ・バルセロナ(Vicky Christina Barcelona)」のプレス取材を受けていたバルデムは、「キリング・パブロ」の話題になると露骨にイヤな顔をして「その噂は間違いだ」と出演を否定したのだという。
バルデムは、昨年10月に米バラエティ誌により、マーク・ボウデンのノンフィクション小説「パブロを殺せ 史上最悪の麻薬王VSコロンビア、アメリカ特殊部隊」を原作とした同作に、麻薬王エスコバルで出演すると伝えられており、対する彼を追う米軍特殊部隊デルタフォース隊長役に「ダークナイト」「ターミネーター4」のクリスチャン・ベールが決まっていた。米映画情報サイトLatino Reviewによると、ベールは先週、同作との出演契約を交わしたという。
カーナハン監督は自身のブログに、コロンビアのロケ地の写真を多数掲載し、今秋撮影開始すると記していることから、バルデムの穴を埋める麻薬王エスコバル役のキャスティングが急務となった。早くもベニチオ・デル・トロ(「トラフィック」「チェ」)やジョルディ・モリャ(「ブロウ」「バッドボーイズ2バッド」)などの名前が挙がっているが、まだ具体的化していない。