「ポニョ」初日に地震!宮崎駿監督「ポニョが来たのかな?」
2008年7月22日 12:00

[映画.com ニュース] 宮崎駿監督の4年ぶりの新作アニメ「崖の上のポニョ」が7月19日、全国481スクリーンで一斉公開され、東京・日比谷スカラ座で行われた初日舞台挨拶には宮崎監督以下、声優を務めた奈良柚莉愛(ポニョ役)、土井洋輝(宗介役)、山口智子、長嶋一茂、天海祐希、所ジョージらが勢ぞろいした。
同作は、崖の上に住む5歳の人間の男の子・宗介と、人間になりたいと願うさかなの子・ポニョとの恋や冒険を描くファンタジー。
舞台挨拶の会場はおよそ650の座席が埋まる満員御礼で、全席指定席にも関わらず、朝5時半に一番乗りした熱狂的観客もいた。第1回上映中に福島県を震源地とする地震(東京は震度3)も発生したが大事はなく、舞台挨拶に登壇した宮崎監督は「地震が起きて津波が発生したみたい。(劇中で津波を呼ぶ)ポニョが来たのかな」とニガ笑い。また、CGを排除し、昔ながらにセル画17万枚を手描きしたという本作について、「最近のアニメーションはシャープペンとデジタルで作られているが、もう一度鉛筆で映画を作ろうということを改めてやった作品。この映画がどのように受け入れられるかに未来が懸かっている」と述べた。

また、巷で話題の主題歌「崖の上のポニョ」(歌:藤岡藤巻と大橋のぞみ)について話が及ぶと、所が「穏やかな気持ちのときに口ずさんでしまう。国会とかで流して大人たちに刷り込んじゃえば」と話して笑わせたほか、監督は「親子で一緒にお風呂に入りながら歌える歌にしたかった」と曲のイメージを語った。主題歌CDは昨年12月に先行発売され、今年2月には月間8枚しか売れなかったものが、公開前日には1日でおよそ1万枚が売れ、オリコンのデイリーチャート第9位に急上昇した。
「崖の上のポニョ」の全国481スクリーンでの公開は、448スクリーンの「ハウルの動く城」(04)を抜く日本映画史上最多。興収304億円だった「千と千尋の神隠し」(01)の初日動員比83%を記録する貫禄のスタートとなった。
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