ニコール・キッドマンがダスティ・スプリングフィールドの伝記に挑戦!
2008年5月7日 12:00
[映画.com ニュース] 夫キース・アーバンとの第1子を妊娠中の女優ニコール・キッドマンが、60年代に英国で活躍したポップス&ソウル・シンガー、ダスティ・スプリングフィールドの伝記映画で主演することになりそうだ。
ダスティ・スプリングフィールドは1939年生まれ。米モータウン・サウンドに影響を受け、63年にソロ歌手として再デビューしてから絶大な人気を誇った。しかし、ドラッグやアルコール依存、バイセクシャル発言もあって、70年代には長い低迷期を体験。94年に乳ガンを患い、99年3月、59歳で死去した。映画ファンには、「007/カジノ・ロワイヤル」(67)の主題歌「恋の面影」や、「パルプ・フィクション」に流れた「プリーチャー・マン」がおなじみだ。
米フォックス2000が製作する同作の脚本家を務めるのは、キッドマンにオスカーをもたらした「めぐりあう時間たち」(スティーブン・ダルドリー監督)の原作者マイケル・カニンガム。「リアルなダスティが見られると思うよ。彼女はビートルズや(ローリング・)ストーンズと比べられるべき偉大なアーティストだ」と意気込みも満点。
ただ一つ、メジャーの米ユニバーサルも、同じ題材の伝記映画を企画していることが障壁になりそうだ。こちらはクリスティン・チェノウェス(「ピンク・パンサー」06)の主演が決まっており、競合は必至だ。
キッドマンは出産後も話題作目白押しで、09年に公開される2本、親友ナオミ・ワッツが共演するドラマ「Need」、ロブ・マーシャル監督のミュージカル「ナイン」への出演する予定。