ディカプリオがリドリー・スコット監督のスリラーで再タッグ!
2008年3月25日 12:00

[映画.com ニュース] レオナルド・ディカプリオが、ワーナー映画「Body of Lies」に続いてリドリー・スコット監督と、「The Low Dwellers」というタイトルのダークスリラーで再タッグを組むことになった。米ハリウッド・レポーター誌によれば、「ヒストリー・オブ・バイオレンス」「ノーカントリー」の流れを汲むような物語で、ペンシルベニア州で保険外交員をしていたブラッド・インゲルスバイの初脚本作品。
80年代半ばのインディアナ州を舞台に、刑務所を出所したのち、社会に適合しようとする男(ディカプリオ)の物語で、入獄前に借金していた男、それに第3の男、恋仲にある女性が物語に絡む。
スコットとディカプリオはプロデュースも務め、スコットは監督にも色気を見せているという。インゲルスバイはハリウッドで全く無名な存在だったが、作品の内容の良さからワーナーとソニーの激しい争奪戦となったが、「タラテガ・ナイト/オーバルの狼」「3:10 to Yuma」の製作会社、ライアン・カバノー率いる“リラティビティ・メディア”が間隙を衝いて映画化権を勝ち取った。同社は、ユニバーサルと出資契約を結んでいる独立系資金調達会社。カバノーは、ジャッキー・チェン&ジェット・リー共演のカンフー映画「The Forbidden Kingdom」や、スサンネ・ビア監督の「ある愛の風景」のハリウッドリメイク版で、ナタリー・ポートマン主演の「Brothers」のプロデュースを手がけている。
ディカプリオは現在、マーティン・スコセッシ監督のスリラー「Shutter Island」の撮影でボストン滞在中。スコット監督はラッセル・クロウ主演のロビン・フッド映画「Nottingham」を監督準備中だ。
「The Low Dwellers」は、泥沼化した米脚本家組合(WGA)ストライキ以後、初めてメジャーが大型契約を結んだ作品となる。脚本家インゲルスバイのもとには莫大な脚本料が支払われるだろうが、保険外交員を辞めるつもりはないという。
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