「ハリー・ポッター」最終作、ギレルモ・デル・トロが監督を熱望!
2008年1月11日 12:00
[映画.com ニュース] メキシコの鬼才ギレルモ・デル・トロ監督が、「ハリー・ポッター」シリーズ第7作目の監督を熱望していることを明かした。「ヘルボーイ」や「パンズ・ラビリンス」を手がけ、ダークな映像に定評があるデル・トロ監督は、米MTVニュースに対し、原作のファンとして最終巻「ハリー・ポッターと死の秘宝」の映画化に興味を抱いていると語った。
「娘のために『死の秘宝』を買ったが、読んだら手放せなくなって娘には“いつになったら私にくれるの?”と言われる始末だった(笑)。エンディングに感動したよ。チャールズ・ディケンズの小説のような終わり方だね」と説明したデル・トロ監督は、第7作目では“ダークさ”が増している点に惹かれたようだ。
実はデル・トロ監督には、第3作目「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」(04)の監督に名乗りを上げたものの、アルフォンソ・キュアロンに僅差で破れ、メガホンを奪われてしまった過去がある。
また、デル・トロ監督は同サイトに対し、ジェームズ・ホエール監督のホラー映画の古典的名作「フランケンシュタイン」(31)のリメイクに着手することを明かしている。ちなみに、ゲイだったホエール監督の人物像に焦点を当てたドラマが「ゴッド・アンド・モンスター」。また、「パンズ・ラビリンス」と同様にスペイン内戦を物語の背景にしたビクトル・エリセ監督の「ミツバチのささやき」にも「フランケンシュタイン」は引用されている。