劇団ひとりの処女小説を映画化、「陰日向に咲く」出演者たちの意外な「日陰」
2007年12月11日 12:00

[映画.com ニュース] 現在までに約85万部の売上げを記録しているお笑い芸人、劇団ひとりの同名処女小説を映画化した「陰日向に咲く」が完成。12月10日、東京・六本木のTOHOシネマズ六本木ヒルズにて完成披露試写会が行われ、主演の岡田准一、宮崎あおい、伊藤淳史、平山あや、緒川たまき、塚本高史、西田敏行、三浦友和、平川雄一朗監督が、本作をイメージした花が咲き乱れたフラワーカーペットでの舞台挨拶に登壇した。
本作は、ギャンブル狂のシンヤ(岡田)、崖っぷちアイドルのみゃーこ(平山)、ホームレスに憧れるエリートサラリーマンのリュウタロウ(三浦)など、どこか日の当たらない9人が織りなす群像コメディ。35年前と現代の2つのパートに分かれてストーリーが進行することから、これだけ数多くの出演者がいながら、撮影中に出会うことは少なかったという。伊藤が「ほとんどの方と絡みがなく、この場に来て初めて、尊敬する先輩方をはじめ、豪華キャストの方に囲まれた幸せな作品だったんだと実感した」と語るなど、皆一様に作品の完成を噛み締めていた。
その一方で、「日陰を感じるか?」との質問に、「もう13年もこの仕事をしているが、いまだに人前に出ると吐きそうになる」と語った岡田をはじめ、西田と塚本以外は自らを「日陰の人間である」と発言。脚光を浴びる豪華キャストたちの意外な告白に、会場は驚きに包まれていた。
「陰日向に咲く」は08年1月26日公開。
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