和やかムードに森田芳光監督「ホッ」。「サウスバウンド」初日舞台挨拶
2007年10月9日 12:00

[映画.com ニュース] 「家族ゲーム」「阿修羅のごとく」など数々の家族ドラマの名作を手掛けた森田芳光監督の新作「サウスバウンド」。豊川悦司(「犯人に告ぐ」「椿三十郎」)、天海祐希(「バッテリー」)ら実力派スターのコミカルな演技が話題の本作が、10月6日に公開初日を迎え、東京・新宿の新宿ガーデンシネマにて主演の豊川、天海をはじめ、田辺修斗、松本梨菜、森田監督が舞台挨拶を行った。
本作は、東京生活に別れを告げて“南の島へ”移住する理想の家族を描く、直木賞作家・奥田英朗のベストセラー小説(角川文庫刊)を映画化したもの。元過激派で無職の父、上原一郎(豊川)は誰彼構わず理屈をこねて「ナンセンス!」と言い放つのが口癖で、その型破りな言動から、いつも騒動のタネになっていた。小学6年生の息子二郎(田辺)にとっても、そんな父は少し恥ずかしい存在だったが、ある日、学校で修学旅行の積立金の父が警察沙汰になると、母さくら(天海)の鶴の一声で上原一家は、一郎の故郷、沖縄の西表島へ引っ越すことに。彼らを待ち受けていたのは地元観光開発業者との激烈な闘いだった……。
まず、森田監督が「まずは平和な舞台挨拶でホッとしております(笑)」と挨拶。先日の“エリカ様”騒動が記憶が新しいだけに、客席からも笑いが起こった。さらに「(この映画には)実は即興演出が結構あるんですよ」と明かし、「台本にないところにも皆さんがすぐ(即興で)応えてくれて嬉しかった」と顔をほころばせた。
一方、約1カ月間の沖縄ロケで真っ黒に日焼けした豊川は「家族5人が合宿状態で撮影をして、リアルに気持ちが通じ合った。現場で楽しい時間を過ごせたことが、スクリーンにそのまま出ていて、すごく良い映画になったと思います」と“上原一家”の団結ぶりを強調。「虫が多くて大変だったよね」とやさしく語りかける母親役の天海に、長女役の松本が「お兄ちゃん(田辺)と一緒に逃げたね」と答えて本当の親子のような姿を見せると、会場は温かな雰囲気に包まれた。
また、本作の主題歌「永遠の詩」を歌った中島美嘉がサプライズゲストとして登場すると、会場のムードは最高潮に。「世代に関係なく楽しめた」と中島。最後に「本当に今日は平和でホッとした」と森田監督が再び繰り返したのち、登壇者全員で「ナンセンス!」と唱和して記念撮影した。映画同様にコミカルな空気の流れる和やかな舞台挨拶となった。「サウスバウンド」は現在公開中。
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