ブラッド・ピットがマット・デイモンの代役でボクシング映画出演!
2007年9月25日 12:00

[映画.com ニュース] ブラッド・ピットが、ダーレン・アロノフスキー監督の新作ドラマ「ザ・ファイター(The Fighter)」で、マーク・ウォールバーグの兄役を演じることになった、と米バラエティ紙が報じた。
同作は、ボクシング世界チャンピオンのシュガー・レイ・レナードとの激戦がまだ記憶に新しい、85年デビュー、03年引退した、戦績51戦38勝13敗(27KO)というアイリッシュ系ボクサー、ミッキー・ウォード(ウォールバーグ)の半生を描く実話ドラマ。ピットは、ミッキーの片親違いの兄で、ボクサーを経て裏稼業に手を染めて刑務所入りし、やがてチャンピオンを目指す弟のトレーナーになるディック・エクランドを演じる。「クイズ・ショウ」「フェイク」などの実録物に定評あるポール・アタナシオが脚本を担当している。
製作当初、この兄役はマット・デイモン(「ボーン・アルティメイタム」「グッド・シェパード」)に決定し、「ディパーテッド」に続く、似た顔同士の共演と話題だったが、デイモンがスケジュールの都合で降板。「オーシャンズ13」の仲間意識の固さか、ブラピがその代役を務めることになった。
実はピットとアロノフスキー監督との間にも過去に因縁がある。ピットは同監督の前作「ファウンテン 永遠につづく愛」の主演に決定していたが、撮影開始が遅れたところに「トロイ」のオファーがあってそちらを選んだ過去がある(代役はヒュー・ジャックマンに)。今回の出演は、前回の降板の罪滅ぼしかも知れない。
なお、同作はパラマウント・ピクチャーズ製作で、08年秋の撮影開始が予定されている。
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