“風のように去った”米ダービー馬バルバロの伝記映画の製作へ!
2007年7月12日 12:00

[映画.com ニュース] 06年のケンタッキー・ダービー馬バルバロ(Barbaro)の伝記映画が作られることになった。バルバロは、無傷の6連勝で米3冠レース第1戦ケンタッキー・ダービーを史上最大の6馬身半の着差で制したが、続く3冠レース第2戦プリークネス・ステークスで脚部を複雑骨折。関係者の8カ月間にわたる必死の延命措置も空しく、今年1月28日に安楽死処分となった全米屈指のスターホースだ。
米バラエティ紙によると、バルバロとオーナーのグレッチェン&ロイ・ジャクソン夫妻、マイケル・マツ調教師らとの交流を綴った、米バニティ・フェア誌に寄稿されたノンフィクション「Gone Like the Wind」が原作。その記事の映画化権を「シービスケット」のユニバーサル映画が獲得したもの。それを書いたのは、H・G・ビッシンジャー名義で「ニュースの天才」(ピュリッツァー賞受賞)や「プライド/栄光への絆」の原案を書いているバズ・ビッシンジャーで、自らの手で脚色する模様だ。
監督は、ビッシンジャーの従兄弟で、「コラテラル」「スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい」などで俳優としても活躍するピーター・バーグ。キャメロン・ディアス主演の「ベリー・バッド・ウェディング」のほか、アメフトに賭けるテキサス州の高校生とその家族とコーチの人間模様を描いた「プライド/栄光への絆」(原案ビッシンジャー)を監督しており、スポーツ群像ドラマはお手の物と言える。なお、バーグ監督の新作は、今秋日本公開されるジェイミー・フォックス主演のスリラー「キングダム/見えざる敵」。
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