「ダ・ヴィンチ・コード」コンビが西部劇+エイリアンSFに挑戦
2007年6月25日 12:00
[映画.com ニュース] ドリームワークスとユニバーサル・ピクチャーズが、グラフィック・ノベル「Cowboys&Aliens」を実写映画化すると、米バラエティ紙が伝えた。製作はイマジン・エンターテインメントで、「ダ・ヴィンチ・コード」の監督&製作者コンビで、現在ブロードウェイの「Frost/Nixon」を製作準備中のロン・ハワードとブライアン・グレイザーがプロデューサーとして参加。さらに今夏公開の「トランスフォーマー」の原案&脚本家コンビ、アレックス・カーツマンとロベルト・オーチーらも製作に加わる。
原作は06年にプラチナ・スタジオ・コミックスから発売されたコミックで、西部劇とエイリアン侵略SFを合体させたもの。舞台は1800年代のアリゾナ。カウボーイとアパッチ族が対立している地帯にエイリアンの宇宙船が飛来し、エイリアンたちが大西部を支配して地球人を奴隷にしようとしていることを知って、カウボーイとアパッチ族が協力して立ち向かうというストーリー。「トゥモロー・ワールド」「Iron Man」のマーク・ファーガスとホーク・オストビーによって脚色される。
97年に設立されたプラチナ・スタジオ・コミックスCEOで、本作にプロデューサーとして加わるスコット・ミッチェル・ローゼンバーグは、(マーベル・コミックスに買収された)マリブ・コミックス時代に、グラフィック・ノベルが原作の「メン・イン・ブラック」の映画化に奔走して大ヒットさせた実績がある。
ちなみにロン・ハワードは監督として03年「ミッシング」、04年「アラモ」と西部劇に2度挑戦。どちらも興行的にはイマイチだったが、子役俳優時代にジョン・ウェインの遺作「ラスト・シューティスト」(76)でウェイン演じる老ガンマンの死を看取ったという映画史に残る人物。やはり、西部劇がお好き?
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