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ハリウッド、アート映画専門レーベルを続々と設立

2006年5月23日 12:00

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「ブロークバック・マウンテン」
「ブロークバック・マウンテン」
ブロークバック・マウンテン」の記録的ヒットを受け、ハリウッドのメジャースタジオがアート映画専門レーベルの設立を急いでいる。製作費1400万ドル(約16億円)の同作は、ユニバーサル・スタジオのアート映画部門「フォーカス・フィーチャーズ」が配給し、世界で1億7420万ドルものヒットとなった。「ブロークバック・マウンテン」を蹴ったソニーのエイミー・パスカル会長は、「当時は、あのような映画を適切に配給する方法がなかった」と反省し、現在は新レーベルの設立を検討しているという。
また、ブラッド・グレイCEOのもと改革が進められているパラマウント・スタジオは、アート映画専門レーベル「パラマウント・バンテージ」の設立を発表。インディペンデント系の低予算映画を、1年に8本から10本リリースしていくという(現在、同種の映画を配給しているレーベル「パラマウント・クラシックス」は、外国映画やドキュメンタリー映画専門とするという)。
バンテージのラインアップには、ブラッド・ピット役所広司出演の「バベル」(アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督)や、コーエン兄弟の新作「No Country for Old Men」、ポール・トーマス・アンダーソン監督の「There will be Blood」などがラインアップされている。

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