ベネチア映画祭、コンペ作品決定
2003年8月12日 12:00
8月27日から9月6日まで開催される第60回ベネチア映画祭のラインナップが発表になった。今回コンペティション部門に選ばれたのは20本。また革新的作品を集めたコントロコレンテ部門では18本が上映される。日本からは、ベネチアの常連である北野武監督の「座頭市」がコンペ部門に選出。たけし作品のコンペ参加は、金獅子賞に輝いた97年の「HANA-BI」、昨年の「Dolls(ドールズ)」に続き2年連続3度目。コントロコレンテ部門には、熊切和嘉監督の「アンテナ」と、「座頭市」にも出演している浅野忠信主演の日タイ合作映画「Last Life in the Universe」(ペンエーグ・ラッタナルアーン監督)がエントリーされた。
今年のオープニングを飾るのはベネチアの常連でありながら、一度も現地に出向いたことのなかったウッディ・アレン監督の「Anything Else」。今年は監督本人の参加が期待されている。さらに、6月に亡くなった女優のキャサリン・ヘップバーンにオマージュを捧げた特集上映も予定されている。コンペティション部門にエントリーされた作品は以下の通り(カッコ内は監督名)。
「Buongiorno, notte」(マルコ・ベロッキオ)
「Segreti di Stato」(パオロ・バンヴェヌーティ)
「Le Cerf-Volant」(ランダ・チャハル・サバッグ)
「Raja」(ジャック・ドワイヨン)
「Twenty-Nine Palms」(ブリュノ・デュモン)
「Alila」(アモス・ギタイ)
「21 Grams」(アレハンドロ・ゴンザレス・イリャニトゥ)
「Imagining Argentina」(クリストファー・ハンプトン)
「A Good Lawyer's Wife」(イム・サムス)
「Loving Glances」(スルジャン・カサノヴィッチ)
「Pornography」(ヤン・ヤコブ・コルスキー)
「Floating Landscape」(キャロル・ライ)
「Les sentiments」(ノエミ・ヴァフォスキー)
「A Talking Picture」(マノエル・デ・オリヴェイラ)
「Rosenstrasse」(マルガレーテ・フォン・トロッタ)
「Goodbye Dragon Inn」(ツァイ・ミンリャン)
「Il Miracolo」(エドアルド・ウィンスピア)
「Code」(マイケル・ウィンターボトム)
「The Return」(アンドレイ・ズヴャジンツェフ)