現代を生き抜くのに必要な強さとは。
「生きる理由がなくなる」「神様を探してる」そんな台詞があふれた。
観ているあいだ、自分の生きる理由はまだまだ長くもちそうなのか、そんなことを思ってみたりもした。
「まぁ、がんばりましょう」。こんな台詞も多かった。ヒロインが自分にも言い聞かせるようなこの言葉は大した社会じゃない、そんな簡単じゃない、でも生きたい、そんな風に聞こえた。
ありのままを見つめて、そこそこにきちんと生きて寿命をま... 続きを見る
認知症患者の立場からみた映像
ロンドンで独り暮らしのアンソニー(アンソニー・ホプキンス)は認知症により記憶が薄れ始め、娘のアンが手配した介護人を泥棒扱いし拒否してしまう。そんな時、アンから新しい恋人とパリで暮らすと言われたはずなのに、アンソニーの自宅には、アンと結婚して10年以上になるという見知らぬ男が居て、この家は自分とアンの家だと言う。また、アンソニーのもう1人の娘ルーシーの姿がみえない。何が現実で何が幻想なのかわか... 続きを見る
カムバック・トレイル
原題はカムバックへの道なのに何故邦題はハリウッドにしてしまったのか?
それはさておき、御三方の見事な取り合わせが絶妙で良い映画でした。
年配の集まりでもこんなに面白い作品が作れる事はすごいと思います。
ぜひ鑑賞をおすすめします!! 続きを見る
吉永小百合劇場を堪能
なぜ私は、こんなにも吉永小百合を観たいのか?
たおやかな美しさ!
70オーバーにして、この透明感!
吉永小百合さんが出演しているだけで「映画」になる。
おそらく最後の“銀幕のスタア”でしょう。
見ているだけで、うっとりと幸せな気持ちになれるところは、オードリー・ヘップバーンの映画を観たい気持ちと限りなく近い。
もはや彼女を見られるだけで満足なのですが、表面的な美しさだけではなく内に秘めた芯の... 続きを見る
放浪の民…そして自由
アカデミー賞・作品賞ということで鑑賞。アカデミー賞らしい、社会に訴えるヒューマン・ドキュメンタリー風の作品。決して面白さや楽しさを求める娯楽作品ではなく、ノマド(遊牧民)である主人公の生活を通して、自分たちの生活を見つめ直す機会となる作品である。
夫を亡くし、工場の傘下であった街が、工場の廃業と共に閉鎖され、60歳を超えているにも拘らず、ノマドとなる道を選んだファーン。バンを改良したキャン... 続きを見る
全881071件中、7291~7300件目を表示